カシオは3月30日、水銀ゼロで高輝度投影を実現しつつ、導入コストを抑えた次世代プロジェクター「XJ-V1」を発表した。発売は5月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別70,000円前後だ。
「レーザー&LEDハイブリッド光源」を採用するビジネス向けプロジェクター。水銀ランプを使用していないが、最大2,700ルーメンの高輝度投影が可能だ。光源寿命は約20,000時間。消費電力は水銀ランプを搭載する一般的なプロジェクターと比べて半分に抑えられている。
電源を入れてから最短5秒で最大輝度での投映が可能だ。電源を切ってから再び電源を入れた場合も、クールダウンを必要とせずにすぐ使える。
本体内部は3ブロックに分けられており、光学エンジン部へのホコリの侵入を防ぐことで防塵性能を向上させた。また、ホコリによる投映輝度の劣化を軽減し、長期的な安定稼働を実現する。
主な仕様は、投映方式が1chip DLP、表示素子が0.55型XGAチップ。画素数が1,024×768ドット(XGA)、コントラスト比が20000:1、輝度が2,700ルーメン。色再現性は約10億7,000万色。レンズは光学1.1倍ズームレンズ搭載で、フォーカスは手動。焦点距離は17.16~18.98mm、F値はF2.4~2.54。台形補正は±30度。
表示解像度は最大1,920×1,080ドット(フルHD)、圧縮表示で最大1,600×1,200ドット(UXGA)。投影画面サイズは30~300型で、投写距離は60型投影で1.79~1.99m、100型投影で3.07~3.41m、最短投影距離は0.83m。消費電力はブライトモードで150W、ノーマルモードで135W、エコモード レベル1で120W、エコモード レベル5で70W、待機時で0.12W。
映像入力インタフェースは、HDMI×1、ミニD-sub×1、コンポーネントビデオ×1。音声入力インタフェースは、3.5mmステレオミニジャック×1。本体サイズは約W269.5×D269.5×H88.5mm、重量は約2.8kg。