ガルデルマはこのほど、全国の20歳~60歳までの女性を対象に実施した「春の花粉症と肌荒れ」に関する調査結果を明らかにした。調査は2月10日~28日にかけて行い、101名から有効回答を得た。
春に肌荒れ(花粉症肌荒れ)を感じたことがあるかという問いに対しては、85%が「ある」と回答している。花粉症でも肌荒れを感じない人・花粉症でなくても肌荒れを感じる人など、花粉症の有無にかかわらず春の季節には肌荒れを感じている人が多いことがわかった。
春に肌荒れを感じたことがある人を対象に、どのような症状が出るか聞くと、「乾燥」(62%)、「かゆみ」(55%)が上位を占めた。「化粧ノリが悪くなる」という回答も3割以上となっている。
あわせて春の肌荒れ時の対処方法について尋ねると、「保湿」と回答した人が48%で最も多かった。これは、肌荒れの症状で「乾燥」が最多回答だったことが影響していると考えられる。「洗いすぎないように気を付ける」(12.9%)という回答も多かったが、逆に「念入りに洗う」も5.8%みられた。
同社の研究開発本部に所属し、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医でもある生駒晃彦氏は、「花粉が舞う春の季節、花粉を皮膚に付着させたままにしないために、しっかりと顔や体を洗ったほうがいいのでしょうか? 答えはノーです。花粉を皮膚に付着させたままにしないことは大切ですが、そのために強い石けんを使ったりごしごしこすったりすると、皮膚のバリアーをさらに破壊してしまい、逆効果になってしまいます」と、洗いすぎはよくないと指摘。
その上で、「それよりも、洗いすぎないこと、そして、洗った後にしっかりと保湿をして皮膚のバリアーを保つようにすることがポイントです」とアドバイスしている。