米Life360は、位置情報共有アプリ「Life360」を公開した。また、ヤフーは同社と業務提携を結び、日本国内での展開を支援していく。Android版の先行公開となり、iOS版は近日中に公開される予定。

「Life360」

「Life360」は、家族や友達など登録者同士をグループとして登録することで、お互いの居場所をリアルタイムで把握できる位置情報共有アプリ。米国ではすでに公開されており、ファミリー層を中心に支持を集めているという。

位置情報を共有するグループは複数作成が可能。家族は常に共有をオンにしているが、友人たちとは必要時以外オフにするなどの設定もできる。また、自宅や学校、習い事の場所など特定のエリアを「通知エリア」として設定でき、対象ユーザーの出発や到着を自動的に通知する機能も搭載している。

そのほか、セキュリティ機能として「緊急通知」ボタンも搭載しており、ボタンをタップすると10秒程度でグループメンバー全員に助けを求める通知が届く。2015年4月以降は、警察機関などから提供されるデータをもとに、犯罪が発生したことのある地点をアプリ内地図に掲載する。

ヤフーでは、同アプリの持つ機能に着目し、日本国内の保護者のニーズをサポートしたいという考えから日本国内向けの展開を支援していく。

対応OSは、Android 2.3以降。基本は無料だが、月額514円の有料版も用意されており、有料版では30日間まで移動履歴を閲覧できる(無料版では前日分のみ)。