日本フードサービス協会は25日、2015年2月の外食産業市場動向調査の結果を発表した。それによると、2月の外食売上高(全店ベース)は前年同月比0.9%増となり、3カ月ぶりに前年を上回った。

2015年2月度全店データ

客数は同2.5%減と13カ月連続のマイナス、客単価は同3.5%増と22カ月連続のプラスとなった。2月は、記録的な大雪となった前年に比べると天候が比較的穏やかだったため、客数はファーストフード以外の業態で前年を上回った。また、客単価が引き続き好調な業種業態が多かったことにより、売上高は増加した。

業態別に見ると、ファーストフードの全体売上高は同5.7%減と、3カ月連続のマイナス。客数は同6.6%減、客単価は同1.0%増となった。このうち洋風の売上は、異物混入問題とポテト不足により同16.2%減と大幅に減少した。

ファミリーレストランの全体売上高は同8.9%増と、22カ月連続のプラス。客数は同4.9%増、客単価は同3.9%増となった。

パブ・居酒屋の全体売上高は同0.3%増と、34カ月ぶりのプラス。客数は同0.8%増、客単価は同0.5%減となった。

ディナーレストランの売上高は同10.1%増と、12カ月連続のプラス。客数は同6.7%増、客単価は同3.2%増となった。

喫茶の売上高は同5.7%増と、6カ月連続のプラス。客数は同1.3%増、客単価は同4.4%増となった。