ソフトバンクモバイルとヤフーは25日、Tポイント・ジャパンの第三者割当増資を引き受けたと発表した。ソフトバンクモバイルが資本参加し、ヤフーは追加出資した。インターネットとしてのYahoo! Japan、モバイルとしてのソフトバンクモバイルのプラットフォームを融合させ、顧客基盤の強固なポイント市場の確立を目指す。
Tポイントは会員数が5278万人、提携店舗数は35万店、利用件数は30億件を超える日本最大級の共通ポイント。ソフトバンクモバイル、ヤフーは資本関係を持ち、各社の強みを活かすことで、顧客価値の高い共通ポイントの構築を目指す。今回の第三者割当増資の引受により、ソフトバンクモバイル、ヤフーは各17.5%の出資比率となる。ヤフーは従来15%の出資比率だったが、追加出資により2.5ポイント比率が上昇した。
ソフトバンクモバイルでは昨年に、Tポイント・ジャパンと業務提携し、関係を深めている。昨年7月からソフトバンクポイントのTポイントへの切り替えを実施し、携帯電話の利用額に応じたTポイントの付与、機種変更時の割引き相当額のTポイント付与などを行っている。また、今年3月にVisa加盟店で使え、利用額に応じてTポイントが付与されるプリペイドカード「ソフトバンクカード」も提供している。ヤフーも同様に2013年7月からYahoo!ポイントをTポイントに切り替え、T-IDをYahoo! JAPAN IDに統一する措置を実施している。