トレンド総研はこのほど、30~59歳の女性を対象に実施した「インナーケアへの取り組み」についての調査結果を明らかにした。調査期間は2月25日~26日で、有効回答者数は600名。
季節の変わり目の肌の調子について調べたところ、80%が「季節の変わり目に肌の調子が悪くなる」と回答した。春先に肌の影響で気になることを尋ねると、「紫外線」(63%)、「空気の乾燥」(51%)、「花粉」(42%)、「寒暖差」(34%)といった回答が多かった。
肌・美容のために、食べ物などから何かを摂取し体の内側からケアを行う"インナーケア"は必要だと思うか尋ねると、95%が「思う」と回答した。しかし、実際に食べ物などによる"インナーケア"をしているか尋ねると、「十分にしている」は5%にとどまった。"インナーケア"の必要性に気付きながらも、大多数は取り入れていないようだ。
"インナーケア"が十分にできていない理由のトップは「体にいい食事・食べ物を用意するのが手間だから」(40%)だった。どのようなものであれば続けられると思うか聞くと、「健康によい」(96%)のほか、「手軽に入手できる」(91%)、「そのまま食べられる」(85%)と、体への効果と同時に、手軽さが重視されていることが分かった。
これまで肌のために取り入れたことのある食べ物を聞くと、1位は「ヨーグルト」(51%)、2位は「くだもの」(44%)、3位は「緑黄色野菜」(42%)となった。また、今後に取り入れたい食べ物も同様の順位となっている。
ヨーグルトが支持されている理由について、同社では「野菜やくだものに比べ調理の必要がないことや、日常的に摂取しやすく、手軽に手に入れられる食べ物であるなど、続けやすい条件を兼ね備えているからではないか」」と分析している。