三井不動産は3月23日、「三信ビルディング」および「日比谷三井ビルディング」(共に東京都千代田区)の跡地において推進している再開発計画「新日比谷プロジェクト(仮称)」の起工式を行った。なお、同プロジェクトの完成は2018年1月末を予定している。
同プロジェクトは、オフィス・商業などから構成される大規模複合開発で、周辺エリアを含めた「国際ビジネス・芸術文化都心『日比谷』の街づくり」の中核を担うものとのこと。
プロジェクトのマスターデザインにはロンドンを拠点とする建築事務所「ホプキンス アーキテクツ」を起用し、歴史や立地特性を最大限に生かした外装デザインやランドスケープを実現するという。
同プロジェクトの商業施設ゾーンにはTOHOシネマズの出店も決定。隣接する東京宝塚ビル内のスカラ座・みゆき座(約800席)との一体運営により、全体で13スクリーン・約3,000席の都心最大級のシネマコンプレックス「TOHOシネマズ日比谷(仮称)」が完成する予定となっている。また、東宝グループと連携して国際的なエンターテインメントイベント等を誘致することで、日比谷エリア全体の価値を向上し、にぎわいを創出するとのこと。
ほかにも、災害時の電力供給の自律性を向上させるほか、震度7クラスの地震に対して耐震安全性を確保し、千代田区最大級となる約5,000平方メートルの一時滞在施設や約200平方メートルの備蓄倉庫も設置。国内最高水準の安全・安心を提供するという。
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