厚生労働省は20日、新規学校卒業予定者の就職支援を強化する「未就職卒業生への集中支援 2015」の実施を発表した。
1~2月で約2万人が就職
同省及び文部科学省が発表した「平成26年度新規学校卒業予定者の就職内定状況」によると、新規大学卒業予定者の就職内定率は86.7%(2015年2月1日時点、前年同期3.8ポイント増)。一方、新規大学卒業予定者の2月1日時点での就職希望率は76.5%と過去最高。いまだ多くの学生が就職をあきらめず活動を続けている。
同省は1月下旬より、未内定の学生・生徒に「就職をあきらめさせない」ための「未内定就活生への集中支援 2015」を文部科学省及び経済産業省と連携して実施中。ジョブサポーターの支援により、1月から2月までに約2万人が就職している。
今後は6月末までを「未就職卒業生への集中支援 2015」の集中支援期間に設定。卒業までに就職できない場合であっても、引き続き支援に取り組んでいくという。
支援内容はジョブサポーターによる個別支援、就職面接会の開催、若者を含む多様な人材と中小企業・小規模事業者のマッチング、無料の職業訓練や紹介予定派遣を活用した正社員就職の支援など。新卒応援ハローワークなどで実施予定で、「就職が決まるまで、全力で支援を行う」(同省)としている。
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