さまざまな味わいがあって、おやつにも手軽な食事にもなる菓子パン。子どもの頃はもちろんのこと、大人になっても忙しい毎日の中でお世話になっている人も多いことだろう。ただ、甘さを出すために砂糖やチョコレートなどがふんだんに使われているため、そのカロリーも気になるところだ。
特に菓子パンは、一口サイズのクロワッサンやあんぱんなどが複数個入った商品もあり、気軽に1個また1個とパクパク食べ進めることで、結果的にかなり多くのカロリーを摂取していることも考えられる。
そこで今回は、有名パンブランドの一つ「神戸屋」のパンの中から、「菓子パン」にカテゴライズされている商品でカロリーランキングを作成。同社のホームページ内の「栄養成分」を参考に、1個あたりのカロリー量が多かったパンの上位5品を紹介する(ラインアップおよびカロリーは、2015年3月時点のもの。複数個入っている商品は、そのうち1個のカロリーで比較した)。
1位:「サンミー」(494kcal)
2位:「デニッシュメロンカスタード」(476kcal)
3位:「熟ふわロール つぶあんマーガリン」(465kcal)
4位:「神戸カスタードメロン」(463kcal)
5位:「熟ふわロール シュガーマーガリン」(459kcal)
1位となった菓子パンは、発売から40年以上のロングセラー商品「サンミー」。ミルク感のあるクリームがサンドされたパンにビスケット生地をかぶせ、その上からチョコレートをトッピングした。クリーム、チョコ、ビスケットの3つの味が楽しめるので「サンミー」という商品名になっているが、この3つはどれもカロリーが気になるラインアップだ。
五訂増補日本食品標準成分表によると、同商品の可食部100gあたりのカロリー(412kcal)はショートケーキ(344kcal)よりも高いのだ。長く愛されている味ではあるが、そのカロリーの高さは頭に入れておきたい。
2位と4位にはメロンパン系の「デニッシュメロンカスタード」「神戸カスタードメロン」がランクインした。メロンパンも甘いビスケット生地が使われている上に、両方ともカスタードクリームが使われているので、高めのカロリーとなっている。神戸屋のメロンパンでは「メロンパン(415kcal)」「メロンパン チョコチップ入り(430kcal)」「ホイップinメロン(400kcal)」と、ランクインはしていないものの400kcal超えの商品がいくつも並んでいる。
そして、3位と5位には「熟ふわロール つぶあんマーガリン」「熟ふわロール シュガーマーガリン」と、「熟ふわロール」シリーズがランクインした。通常よりも1回多く発酵させることでふんわりと口どけをよくしてあるパン生地に、フィリングをサンド。つぶあんのつぶつぶ感や、シュガーのシャリシャリ感も楽しい菓子パンだ。だが、どちらの商品にも使われているマーガリンは植物性油脂。どうしても高カロリーになりがちなので、注意していきたい。
上位になる菓子パンは、「サンミー」や「デニッシュメロンカスタード」のように、複数の味わいを合わせた商品が多い。おいしいものを組み合わせた分、カロリーも跳ね上がってしまうのだ。
実は1位に限らず、今回ランクインしたパンはどれも可食部100gあたりのカロリーがショートケーキ以上。菓子パン1個が、自分への"ご褒美"として食べるようなケーキよりもハイカロリーであることを意識して、「食べやすいから」と2個、3個と連続で食べてしまうのは控えたほうがいいかもしれない。
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