北海道新幹線開業時にJR北海道から並行在来線を引き継ぐ第3セクター鉄道、道南いさりび鉄道がこのほど、会社ロゴマークを公表した。

道南いさりび鉄道ロゴマーク

海沿いを走る列車の車窓に広がる津軽海峡と、函館を望む雄大な景色をモチーフに、青い海と漁り火を表現。鉄道が人をつなぎ、地域とともに力強く未来へ伸びていく思いを込めたという。同社と公立はこだて未来大学、函館デザイン協議会の共同ワークで制作された。

道南いさりび鉄道は、2015年度末に予定される北海道新幹線新青森~新函館北斗間開業に合わせて開業し、並行在来線にあたるJR江差線五稜郭~木古内間(営業キロ37.8km、駅数12駅)を引き継ぐ。運賃は現行より1.3倍程度に値上げされる見込み。過去の調査では、江差線利用者の4割が函館本線五稜郭~函館間を乗り継ぎ利用していることから、第3セクター鉄道移管後の初乗り運賃二重負担を軽減するため、乗継割引を導入する考え。JR北海道にも同程度の乗継割引を求めるとしている。