森トラストはこのほど、虎ノ門パストラル跡地において計画を進めている「(仮称)虎ノ門四丁目プロジェクト」が、東京圏国家戦略特別区域における国家戦略都市計画建築物等整備事業として、内閣総理大臣の認定を受けたと発表した。同計画は当該事業認定の初案件となるという。
虎ノ門地区の中心約5,000坪の敷地において、緑豊かな国際的ビジネス拠点を創出するとともに、外国人の生活を包括的にサポートする施設として、ホテルやサービスアパートメント、多言語対応医療・生活コンシェルジュ機能を用意する。また、日本の地域資源(クールジャパン)を活用した産業育成と海外展開を支援する機能を整備するほか、高い防災・環境性能を備えた次世代型の新しいサービス・施設を提供する。
計画地は東京都港区虎ノ門3丁目および4丁目各地内で、主要用途は事務所、ホテル・サービスアパートメント、店舗、カンファレンス、生活支援施設、産業育成施設、神社など。敷地面積は約1万6,300平方メートル(約5,000坪)、延床面積は約21万平方メートル(約6万3,500坪)。階数・高さは地上36階、地下4階、最高高さ約180m。
同計画は今回の認定に基づき、都市再生特別地区の都市計画決定がなされたとみなされる。今後は、東京圏国家戦略特別区域の特定事業として、2019年度の竣工を目指し、計画の具体化を進めていくという。