旅工房は3月18日、「2015年世界の人気鉄道ランキング」を発表した。
同ランキングは、同社が運営する旅行情報サイト「旅工房」における「一度は乗ってみたい、世界の鉄道20選」のアクセス数をもとに集計されたもの。計測期間は2014年7月16日~2015年2月28日。
第1位にはカナディアンロッキーの絶景を満喫できるカナダの「VIA鉄道」がランクイン。VIA鉄道の「カナディアン号」はバンクーバーとジャスパー間を走行する寝台列車で、カナダ随一の見どころとも言われるカナディアンロッキーの絶景を満喫できるという。同車の"ドーム"と呼ばれる特別車両の展望席は総ガラス張りとなっており、ロッキーの最高峰・ロブソン山やピラミッド滝、朝焼けに輝く湖水など、360度の絶景を臨むことができるとのこと。
第2位はベトナムの「ベトナム統一鉄道」となった。南北に長いベトナムでは、北部の首都ハノイから南部の都市ホーチミンまで、1,726kmの道のりを結ぶ南北線が「統一鉄道」として地元の人や観光客に親しまれているという。その中でも、ベトナム中部文化の中心地・フエと中部最大の都市・ダナンの間にある「ハイヴァン峠」は、目下に広がる白砂の海辺が絶景のスポットとのこと。また、車窓からは17世紀末まで約1,500年にわたり続いたチャンパ王国の遺跡を自然の中に見つけることもできるという。
第3位は台湾の「台湾新幹線」で、多くの観光スポットが集まる都市「台北」のほか、高雄市の港町やリゾート地「墾丁国家公園」などの南国リゾートの気分に浸ることができるスポットにもアクセスできる。また、日本と同様「駅弁」も販売されているので、弁当を食べながら鉄道ツアーを満喫することもできるという。
ほかにも、第4位には「世界で最も遅い特急列車」と言われるスイスの「スイス鉄道」、第5位にはスペインの「AVE鉄道」がランクインした。