イオンは19日、イオンモバイル2015年春夏モデルとして、話題の「VAIO Phone」をはじめとするスマートフォン3機種と、タブレット1機種を発表した。同社は格安スマホに対するユーザーのさらなるニーズに応えたとしているが、どのようなラインナップになっているのだろうか。
価格だけではなく高いデザイン性と高機能を備える新製品
発表会ではイオンリテールの橋本昌一デジタル事業部長が登壇し、イオンモバイルのユーザーの動向と新製品について説明した。
橋本デジタル事業部長は、ケータイ・スマホの市場規模が約3,800万台で、その内7割がスマホであるという資料を示し、「従来は(3割のガラケー層に)展開させていただいて、これからももちろんその層にも対応していくが、スマホを今現在使っている7割のお客様に対して、私どもはいろんなニーズに対応できるんじゃないかな、ということを考えている」と発言。
これまでは、スマホに買い替えたくても値段や操作の問題でスマホに切り替えていたのをためらっていたファミリー層や高齢者の需要を追っていたものの、今後は買い替えの際に機能や性能面の満足を求めているユーザーのニーズに合わせる形で、日本メーカーのスマホによるラインナップ「日本ブランド」を決めたという。
その「日本ブランド」の新モデルのスマホは、「VAIO Phone」と京セラの「KYOCERA S301」、ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia J1 Compact」の3機種。VAIO Phoneについては既報の通り、製造を日本通信が、デザインの監修をVAIOが担当したVAIOブランドのスマホ、「KYOCERA S301」は堅牢性を重視しリーズナブルな価格のモデル、「Xperia J1 Compact」はおサイフケータイ搭載で便利さを追求したモデルだ。