RJCリサーチはこのほど、「引っ越しに関する調査」を実施、結果を公表した。
同調査は2月18日~23日、インターネット調査登録モニターのうち20~59歳の男女を対象に実施。調査地域は首都圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)、サンプル構成は男性200名、女性200名だった。
挨拶品は、手頃な価格ですぐ使えるものが人気
挨拶品ランキング第1位は「タオル」、第2位は「お菓子」となり、この2つの回答が全体の約75%を占めた。平均価格としては750円となり、手頃な値段で買えること、簡単に持っていけることを重要視している人が多いと推測できる結果となった。
第3位は「洗剤」となり、生活の中で使える物品もよく選ばれる様子がうかがわれる。その他では、「そば」「ラップ」「石鹸」などの回答も多くあがった。
若年層では挨拶を必要と考えていない割合が高い
性年代別結果をみると、挨拶をしない人の割合は、35歳~59歳の中高年層では男性が32.3%、女性が22.2%だが、20歳~34歳の若年層の場合は男性で63.5%を占め、女性でも44.3%と過半数に迫っている。若い世代では挨拶を必要ではないと考えている人の割合が高い結果となった。
また、住まいの種類でも引っ越し先への挨拶の有無に差があった。引っ越し先への挨拶をする割合は一戸建ての持家に住んでいる人が72.1%であるのに対し、賃貸の集合住宅に住んでいる人は 51.5%となった。長年住むことを考えて一戸建ての持家に引っ越した人は、近所への挨拶を大事に考えていることが推測できる。
引っ越す家を選ぶ際は、周辺環境を重要視
引っ越す家を選ぶ時に重要視することを尋ねた結果、第1位は「周辺環境や立地」となった。第2位は「間取り」、第3位は「駅からの近さ」となり、「外観」「築年数」「収納の多さ」についてはランキング下位となった。希望の立地や間取りの家で駅からも近ければ、外観や築年数、収納については選り好みをしない人の方が多い傾向がうかがえる。
また、引っ越す家の周辺にほしい施設についても尋ねた結果、第1位は「スーパー」、第2位は「コンビニ」、第3位は「銀行・郵便局など金融機関」となった。
個別にみると、現東京居住者はレストラン・ファーストフード施設が引っ越し先周辺にあってほしい施設として割合が高く、現神奈川県居住者は、本屋が引っ越し先周辺にあってほしい施設と考えている。