インハートはこのほど、ペットの預かり場所を探している飼い主と、ペットを預かる個人を結びつけるペットシッターマッチングサービス「inDog」事前登録の受付を開始した。
現在、ペットの預かりサービスとしては、ペットホテルやペットシッター業者への依頼などが挙げられるが、多くの時間をゲージ(小屋)で過ごさせることや宿泊中の様子が分からないことを不安に思う飼い主も多い。
また、ペットホテルなどのペット滞在可能な宿泊施設は現在およそ5,200件(同社調べ)となっているのに対し、日本のペット総数(犬・猫)は2,120万頭以上(同社調べ)で、旅行の繁忙期シーズンなどには、宿泊施設側の空き部屋状況が不足することも予想されている。
こうした現在の社会状況をふまえ、同社はペットシッターマッチングサービスの事業展開を開始する。犬の飼い主が旅行などで家を留守にする間、預かり場所を提供する愛犬家を探し、両者を結びつける。実際にマッチングが成立した場合には、ペットを預かる側は、毎日写真でペットの様子を飼い主側へ報告するというルールが定められている。
また、運営は専門家監修のもとで行うため、犬にも飼い主も安心して利用できる。監修を行うのは、過去に農林水産省(現・動物衛生研究所)でウィルスや遺伝子導入を研究し、現在は獣医として活躍する柴藤 徳洋(しばとう とくひろ)氏や、ドッグトレーナー・ペット看護士・ペットセラピストなどの資格を持つドッグライフコンサルタント木村 友美(きむら ゆみ)氏など。
2015年6月からサービスの開始を予定している。