ネクストは3月18日、同社が運営する不動産・住宅情報サイト「HOME'S」の情報をもとに首都圏の「買って住みたい街」ランキングと「借りて住みたい街」ランキングを発表した。

なお、「買って住みたい街」ランキングでは、1月22日~1月23日の期間、3年以内に住まいの購入を検討している東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の居住者を対象としてインターネット調査を行い、1,030件の有効回答を得た。また、「借りて住みたい街」ランキングでは、2014年7月1日~12月31日の期間、「HOME'S」掲載物件のうち賃貸部門で問い合わせ数の多かった駅名を集計した。

「買って住みたい街」「借りて住みたい街」のベスト10

「買って住みたい街」の第1位は「吉祥寺」となった。「渋谷にも新宿にも20分程度の交通の便の良さ。安い物も高い物も買い物には不便がない。住人が穏やか」(40代・女性)、「商店が充実していて生活するのに便利。街並みが整っているのに、にぎやかでもある」(50代・男性)など、交通の便と買い物など生活のしやすさ、整った住環境などが支持された。

第2位は「横浜」で、都市機能の高さや公共施設の充実度、港の景観を評価する声が上げられた。「東京に行かなくてもほとんどの用が足りる。歴史のある街で基礎体力が高い」(30 代・男性)、「商店街が多くて便利。公園やスポーツ施設や図書館などが充実。海も近くて景観も良い」(40 代・男性)など、都内とは雰囲気が異なる街並みや独自の歴史・文化が好評を集めた。

第3位は「武蔵小杉」となった。同エリアにはタワーマンションが集中しており、「再開発が進み商業施設が充実。交通が便利。資産価値にも期待」(20代・女性)、「都心にも横浜、川崎にもアクセスしやすく、スーパーや公共施設など生活の利便性も高い」(30代・男性)など、マンションが集中することで生活利便施設も充実し、暮らしやすさが向上していることが評価されているという。

「買って住みたい街」ランキングベスト20

「借りて住みたい街」の第1位は「池袋」となった。同エリアにはJR各線のほか地下鉄3線と西武池袋線、東武東上線が乗り入れており、都内から埼玉各方面への玄関口として支持を集めた。公共施設やデパート、大学や専門学校などの教育機関、家電量販店、飲食店、日用雑貨店など、生活に必要なものがそろう環境も整っているとのこと。また、駅勢圏にあるアパートの月額平均家賃も、単身者向け(25平方メートル換算、以下同様)で9万円台、ファミリー向け(50平方メートル換算、以下同様)で12万円台と周辺の駅の家賃相場と大きな差異がなく、割安感があると考えられているという。

第2位は「買って住みたい街」でも3位にランクインした「武蔵小杉」だった。駅勢圏にあるアパートの月額平均家賃は単身者向けで7万円台、ファミリー向けで12万円台と、人気の高さの割に平均的な相場観が形成されているとのこと。

第3位には「買って住みたい街」ランキングトップの「吉祥寺」がランクインした。良好な交通&生活利便性に加えて、落ち着いた街並みや緑の多さ、起伏がなく移動が容易であることなどが支持を集める要因となっているという。ただし、駅勢圏にあるアパートの月額平均家賃は単身者向けで9万円台、ファミリー向けで15万円台と、東京都下に位置するJR中央線の駅では最も高水準となっているとのこと。

「借りて住みたい街」ランキングベスト20