CPU強化と使い勝手向上の14型ノート - レノボ・ジャパン「ThinkPad X1 Carbon」
レノボ・ジャパンの「ThinkPad X1 Carbon」は、高いパフォーマンスと質感がウリの14型Ultrabookだ。新モデルの注目ポイントは、キーボードがファンクションキー付きの6列配列へ戻った点。2014年発売の「新しい X1 Carbon」では、「Adaptive Keyboard」と呼ばれるソフトウェアキーボードにファンクションキーが割り当てられていたが、今回のモデルでは物理キーとして復活している。また、タッチパッドもボタンとパッド部分が一体化した従来のクリックパッドタイプから、独立ボタン型へ変更された。
スペックとしては、Broadwell世代のCPUを搭載している点がポイントだ。店頭向けの中位モデルはCPUがIntel Core i5-5200U(2.20GHz)でメモリが8GB、ストレージには128GB SSDを搭載している。上位モデルはCPUがIntel Core i7-5600U(2.60GHz)でメモリは8GB、ストレージは256GB SSDの構成だ。SSDの容量自体は前モデルと変わらないものの、上位モデルはPCI Express接続のSSDを採用している点が異なる(従来比で80%高速)。液晶ディスプレイの解像度は2,560×1,440ドットで、タッチパネルは10点マルチタッチ対応だ。
本体サイズはW331×D227.1×H14.2~18.46mmで、重量は約1.44kg。前モデルよりも最薄部が0.3mm厚くなり重量も10g増えてはいるが、実感できる差ではないだろう。バッテリ駆動時間は、JEITA1.0の結果で約14.3時間から約17.8時間と3時間以上長くなっている。実用上はJEITA2.0の約11.3時間よりやや短い程度だと思われるが、バッテリ性能は確実に上がったようだ。スペックが向上した点と入力デバイスが使いやすくなった点は歓迎したいが、前モデルから引き続きSDメモリーカードスロットを搭載していない点が残念。
製品名 | ThinkPad X1 Carbon(20BS003YJP) |
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量販店価格 | 219,000円 |
OS | Windows 8.1 Pro Update 64bit |
CPU | Intel Core i5-5200U(2.20GHz) |
メモリ | DDR3L 8GB |
グラフィックス | Intel HD Graphics 5500(CPU内蔵) |
ストレージ | 128GB SSD(SATA) |
光学ドライブ | - |
ディスプレイ | 14型、2,560×1,440ドット |
タッチパネル | ○(10点マルチタッチ) |
有線LAN | ○ |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n |
Bluetooth | Bluetooth 4.0 |
センサー | - |
Webカメラ | HD 720p |
主なインタフェース | USB3.0×2、Mini DisplayPort、HDMI、有線LAN、ヘッドホン出力 |
バッテリ駆動時間 | 約11.3時間(JEITA2.0) |
本体サイズ | W331×D227.1×H14.2-18.46mm |
重量 | 約1.44kg |