アデランスはこのほど、「薄毛タイプに関する意識調査」の結果を発表した。同調査は2月24日~25日、全国の30~70代の薄毛に悩む男性1,000名を対象に、インターネット上で実施したもの。
まず、自身の薄毛タイプについて尋ねたところ、前頭部のヘアラインが上がっていき、おでこが広がっていく「M型」の薄毛タイプに当てはまる人が最も多く、42.4%を占めた。また、若年層ほどその割合が多い傾向となっている。
一方、頭頂部の薄毛が進行する「O型」の薄毛タイプと認識している人は23.8%で、主に40~70代に多い傾向が見られた。また、M型とO型が融合した薄毛タイプと認識している人は27.3%と、O型の薄毛タイプと認識する人よりも多い結果となった。
次に「現在取り組んでいる薄毛対策」について聞くと、30代男性では「何もしていない」(27.2%)と回答した人を除く72.8%が、日頃から薄毛の改善に取り組んでいることが判明した。また同年代では、その実践方法として「スカルプケア商品(シャンプー・コンディショナー)の使用」が45.2%と高い支持を集めている。一方、「育毛剤 / 発毛剤」の使用率は全ての年代において3割を上回り、薄毛を解消するためのアイテムとして最も広く用いられていることが分かった。
そこで、「薄毛の精神的ストレスの度合い」を1~10の値(10を最大とする)で尋ねたところ、若い年代ほどその度合いが高いことが分かった。また、薄毛で一番ストレスに感じていることとしては、「恰好が良くない」(25.7%)が最多。次いで「薄毛部分に人の視線を感じる」(16.4%)、「好きな髪形が楽しめない」(15.7%)があがっている。
続いて、「普段の生活において、薄毛になってから変わったこと」についての質問では、「帽子をかぶるようになった」が93件で最多となった。2位以下には、「他人の視線を気にするようになった」(61件)、「他人の頭皮や髪型を見るようになった」(57件)が続いている。また、少数意見として「プールや海で泳がなくなった」(8件)、「鏡を見なくなった」(4件)という回答も見られた。
最後に、薄毛で悩んでいてウィッグの使用に興味がある男性に対し「ウィッグの着用タイミング」について尋ねた。その結果、「タイミングに関係なく、必要となった時にすぐ使用したい」と回答した人が最多で57.1%にのぼった。一方、30代の22.2%、40代の28.6%は「転職」、50代の23.9%、60~70代の14.6%は「定年」をあげている。このことから、新生活や環境の変化をウィッグ着用のタイミングとして考える人もいることがわかった。