ウェザーニューズは3月18日、日本全国の桜の開花予想「2015年 第三回桜開花予想」を発表した。開花予想の対象地点は、全国の桜の名所700カ所と全国47都道府県の主要都市、および同社の開花予想に協力するサポーターから要望のあった約9,600本の桜となる。
同社によると、3月下旬には寒の戻りが予想されているため開花は早まらず、西日本では例年よりやや遅め、東日本では例年並み~やや遅めの開花となる見込みとのこと。全国の主要都市で最も早く開花を迎える静岡市でも、開花が始まるのは3月20日頃となるという。
静岡県沿岸部で開花が始まってからは、紀伊半島南部や四国・九州の沿岸部、西~東日本の広範囲で開花する。都心周辺では3月末頃から開花のピークを迎える予想。北日本では4月の気温が平年より高くなる予想で、例年並み~やや早めに開花する見込みとのこと。
北海道では、4月末には道南から桜が咲き始め、5月半ばにかけて開花エリアが広がっていく見込み。札幌周辺ではゴールデンウィーク中盤から開花が始まり、連休終盤には満開になるというす。全国で開花が最も遅い根室や釧路方面では5月中旬から咲き始め、下旬まで桜を楽しめるとのこと。
東北地方では、4月中旬に晴れて暖かい日が多くなる予想で、東北北部で例年並み~やや早め、東北南部で例年並みの開花となる見込み。4月10日前後に東北南部の沿岸から桜の開花が始まり、4月下旬にかけて開花前線が北上していくという。見頃を迎える時期は、仙台市周辺で4月半ば、秋田市周辺で4月下旬、青森市周辺で4月末頃となる予想。
関東地方では、桜の開花は例年並み~やや遅めとなる見込み。3月の第4週に神奈川県から開花が始まり、次第に関東南部の広範囲で桜が咲き始めるという。4月に入ると開花前線が関東北部へ北上する予想で、都心周辺の桜が見頃を迎えるのは4月初めの予想。横浜では3月末頃から見頃の桜を楽しめるという。
中部地方でも、桜の開花は例年並み~やや遅くなる見込み。3月20日頃から静岡県沿岸部で桜の開花が始まり、3月第4週の週末ごろには名古屋市で、4月上旬には北陸でも開花時期を迎えるという。名古屋市周辺など東海では4月初めに見頃を迎え、北陸では4月中旬に見頃を迎える予想となっている。
近畿地方では例年よりやや遅い開花が見込まれている。3月第4週には紀伊半島南部から桜の開花が始まり、3月末にかけて開花前線が北上する予想。京阪神周辺では4月初めに見頃を迎えるという。
中国・四国地方も桜の開花は例年よりやや遅い見込み。3月第4週に高知県沿岸から開花が始まり、開花前線は次第に北上する予想となっている。山陽では3月末、山陰沿岸では4月初めに開花時期を迎える見込み。広島市周辺では4月初めに見頃となるという。
九州地方でも例年よりやや遅い開花が予想されている。3月第3週には沿岸部から桜の開花が始まり、その後、標高の高い所へ開花が進む見込み。福岡市周辺では3月末~4月初めに見頃となり、4月上旬まで桜を楽しめるとのこと。