パートナーエージェントはこのほど、16~59歳の女性500名(各年代100人ずつ)を対象にした、卒業式の第二ボタンに関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は3月6日~9日。
女性17.4%が「卒業式にアプローチした経験」アリ
卒業式に好きな人から第二ボタンをもらう風習の認知度について調べたところ、85.0%が「知っていた」と回答。年代別では30~40代に最も定着した風習であることがわかった。
では、実際に卒業式の日に告白したり、第二ボタンをもらおうとしたりしたことがある人はどのくらいいるのか調べた結果、17.4%が卒業式の日に好きな男子生徒にアプローチしていたことがわかった。特に30代(24.0%)、40代(23.0%)ではおよそ4人に1人という結果となった。
女性11.4%が「第二ボタンをもらった」と回答
次に、「第二ボタンの風習について、次の中からあなたに当てはまる項目を選んでください」と質問したところ、「第二ボタンをもらったことがある(11.4%)」や「第二ボタンはもらえなかったが、第二ボタン以外のボタンをもらったことがある(3.8%)」という女性は約15%という結果に。思いを伝えた人に絞ると、9割近くが思い出の品を手に入れたことが浮き彫りとなった。
また、10代や20代では「男子の制服が学ランではなかったため、第二ボタンの風習とは縁がなかった」の割合が他の年代に比べて高いことから、調査では「学ランではなくブレザーなどの制服を採用する学校が増えてきたことで、第二ボタンの風習が廃れつつあるのかもしれません」とコメントしている。
第二ボタンから恋愛に発展する確率30%
第二ボタンをもらえた人に絞ってその後の関係がどうなったかと聞いたところ、およそ半数が「特に進展はしなかった(49.0%)」と回答した。一方で「恋愛関係にまで発展したが別れた(26.0%)」や「現在も交際・結婚関係にある(3.0%)」と、思いを実らせている人が約3割いることも明らかとなった。
最後に、第二ボタンの思い出を募ったところ、「その当時、好きな人の第二ボタンをもらうことは友達の間で憧れだった。それぞれの好きな人から第二ボタンをもらえて、みんなで喜んだ記憶があります」、「当時の彼氏にもらいました。結構モテるタイプだったので、卒業式後は後輩とかから『ボタン欲しい』と言われて制服のボタンは全部なくなっていましたが、最後に私に『第二ボタンだけは取っておいた』と言って、渡してくれました」といういい思い出や、「もらいたかったけど、人気がある男の子だったので、諦めた」、「告白して、そのタイミングでもらおうと思ったが、撃沈したのでそんな気分にもなれず、落ち込んでその場から立ち去りました」というせつないエピソードが多数寄せられた。
また、人気の男子は「人気のある人は、袖口のボタンまでなくなっていた」、「人気の先輩には『卒業式に私にボタンをください』と予約が必要だった」とのこと。一方、もらう側の中には「3年間、先輩からも同級生からももらった」、「卒業する先輩からいくつもボタンをもらうのが流行っていた。もらった先輩の顔や名前を思い出せなくなったときにボタンも処分しました」など、たくさんもらう強者も見受けられた。