花粉症の人にとって、抗原となる花粉を寄せ付けないための予防策や、症状を少しでも緩和させるための対策グッズは、花粉シーズンにおける最大の関心事といっていいだろう。それらの知識は多ければ多いほどいいし、他の花粉症患者の成功事例は自分にもあてはまる可能性もある。
そこで、花粉症に悩むマイナビニュース会員300人に「これまでに試してみたことがある花粉症対策」とその効果のほどを聞いてみたので紹介しよう。
Q.これまでに試したことがある花粉症対策を教えてください(複数回答可)
1位 マスクを着用する(77.3%)
2位 市販の点眼薬・点鼻薬を使用する(33.3%)
3位 病院で処方された内服薬を使用する(28.0%)
4位 市販の内服薬を使用する(22.0%)
5位 病院で処方された点眼薬・点鼻薬を使用する(20.0%)
■マスクを着用する
・「三次元マスクで鼻もカサカサにならず、気にしていた肌荒れも軽減した」(28歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「マスクを着用したらくしゃみと鼻水が改善され、空気清浄機を設置した部屋では症状が緩和されました」(32歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「花粉をブロックする薬をつけてマスクを着用すると、以前よりもよくなった」(32歳男性/学校・教育関連/専門職)
・「マスクを顔との隙間ができないように装着すると症状がやわらぐ」(37歳女性/情報・IT/技術職)
・「鼻にティッシュを詰めて、マスクで隠すとだいぶマシ」(22歳男性/不動産/営業職)
・「立体式のマスクを試したらなんとなくよかった」(50歳以上男性/電機/技術職)
■市販の点眼薬・点鼻薬を使用する
・「目薬をさしたら、だいぶマシになった。ささないと、目を開けるのもつらい」(26歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「点鼻薬を使うと、一時的に鼻水が出なくなった」(23歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「点眼薬をしたら、すっと症状が緩和した」(21歳女性/その他/その他)
■病院で処方された内服薬を使用する
・「病院での薬は確かに効くがお金がかかった」(22歳女性/その他/その他)
・「病院で処方された漢方薬が一番効き目があった」(46歳男性/商社・卸/販売職・サービス系)
・「市販薬よりも病院の薬の方が効き目が早く、個人に合わせて適切なものを処方してくれる」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)
・「処方薬は効果抜群だが、変にのどが渇いたり、眠くなったりするなどの副作用がある」(42歳男性/自動車関連/技術職)
■市販の内服薬を使用する
・「アレルギーを抑える薬を飲んで、何とか仕事をできる程度にまで鼻水がおさまった」(33歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「市販の内服薬で鼻水や鼻づまりが治まった」(26歳男性/食品・飲料/販売職・サービス系
)
・「薬を飲んで、効果の程は良かった」(39歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
■病院で処方された点眼薬・点鼻薬を使用する
・「病院で処方された点鼻薬が一番効果がありました」(35歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「病院で処方されたものを服用したら、花粉症を忘れるくらいになった」(24歳男性/機械・精密機器/技術職)
■番外編
・「レーザー治療でだいぶ薬など飲まなくてもすむようになりましたが、効果が長続きしないので毎年やらないといかないため、費用がかなりかかります。ただ、薬など飲まなくてもいいのは楽です」(32歳女性/その他/クリエイティブ職)
・「鼻うがいを実行した際、行った直後はかなり効果があった」(43歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「マスクにアロマオイルを垂らしたら、少し楽になった」(26歳女性/医療・福祉/専門職)
・「甜茶(てんちゃ)のサプリメントを飲むようになってから、症状がだいぶ軽くなったような気がする」(37歳男性/金属・鉄鋼・化学/営業職)
・「花粉が付きにくいスプレーや洗剤を使用した結果、自宅内での症状は減った」(35歳男性/情報・IT/技術職)
■総評
1位は、約8割が実践したことがあるという「マスクを着用する」だった。やはり手軽かつ安価な花粉症対策アイテムとして広く認知されており、多くの支持を集めたようだ。最近では花粉症対策に特化したさまざまな種類のマスクも販売されており、その効果を実感している人も多かった。一方で、「気休め程度」「外からのガードには限界がある」などの意見も少数ながら見られた。
2位から5位には、市販ないしは病院で処方された点眼・点鼻薬、内服薬を使用するという選択肢が入った。特に病院で処方された薬の高い効果を実感している人が多かった。だが、病院で処方された内服薬にはお金がかかるという指摘や、副作用の眠気を危惧している意見も散見された。さらに5位と大差ない6位と7位に「空気清浄機を使用する」(19.7%)、「外出をなるべく控える」(17.0%)がランクインしていた。
花粉症患者はアレルギー症状がつらいと、それにのみ意識がいってしまい、憂鬱(ゆううつ)な日々を過ごさねばならない。花粉症対策の合う・合わないは個人差があるものだが、もしまだ試していない対策があるようならば、他の花粉症の人の声を参考にして一度トライしてみてはいかがだろうか。
調査時期: 2015年1月23日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性117名 女性183名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート