キヤノンは19日、都内にて「キヤノン ミラーレスカメラ EOS M3 新CM発表会」をプレス向けに開催した。3月26日に発売する「EOS M3」のイメージキャラクターとなった俳優の妻夫木聡さんが、パリ・オペラ座でのCM撮影のエピソードやEOS M3の魅力について語った。
「EOS M3」は、約2,420万画素のAPS-Cサイズセンサーと画像処理エンジン「DIGIC 6」を搭載したミラーレスカメラ。従来機に比べ、オートフォーカス速度が飛躍的に向上した(初代EOS M比で最大6.1倍、EOS M2比で最大約3.8倍)。
まずはじめに、お披露目をかねて新CMが上映された。3月26日からオンエアされる新CMは「世界を手に入れろ」がテーマ。異国情緒溢れる建物の階段を駆け上がる妻夫木さんがたどり着いたのは、パリ・オペラ座の屋上。眼下には、エッフェル塔や沈みゆく太陽が印象的なパリの街並みが広がる。その後、世界各地の美しい映像が流れ、再びEOS M3を持った妻夫木さんが登場。「世界を手に入れろ」の文字とともにカメラを構え、パリの街並みを切り取るかのようにシャッターと切るというダイナミックなCMだ。
つぎに、イメージキャラクターの妻夫木さんが登場し、CM撮影でのエピソードや、自身も写真を撮るという妻夫木さんから見たEOS M3の魅力を語った。CM撮影の感想を聞かれ、「初めてのパリが、オペラ座の屋上での撮影なんて、いきなり貴重な体験をさせてもらいました。初めてCMを観たときは、自分が自分じゃないくらいかっこよくて、見入ってしまいました」と笑顔で語った。今回のCM撮影では、妻夫木さんも実際にEOS M3を使用して撮影をしたという。撮影した写真がスクリーンに映ると、写真を見ながら、「コントラストを意識して撮影しました。わざと暗くしたり、赤みを付けたりしながら、目で見ている風景よりももっと作りこまれた世界をいうものを意識して、夢中でシャッターを切りました」と上級者のコメントも。
EOS M3の印象を聞かれ、「電子ビューファインダーが装着できるようになったことが一番良かったです。ファインダーを覗いてこそカメラってイメージがあるので。ファインダーの角度を変えて撮れるところもいいですね。これを使うと自分の想像している世界観に近づける感覚があって、すごく嬉しかったです」と語った。
使った感想については、「説明書を一切読まずに使えたくらい直感的に使えました」と即答。「電源を入れてモードダイヤルを回すと、画面に説明が出るので、あまりカメラに詳しくない人にもおすすめです」と語り、撮影時に使った機能として、クリエイティブアシストを挙げた。クリエイティブアシストは、「背景」「明るさ」「鮮やかさ」など6種類の項目を「ぼかす」「明るく」「鮮やか」といった感覚的な言葉で使える機能。「写真の色合いを画面で確認しながら、細かく調節できるところがよかったです」と述べた。
イベントの最後には、新CMのテーマである「世界を手に入れろ」にちなんだ質問が妻夫木さんにされた。「EOS M3で撮りたい物はなにか?」と聞かれ、「時を忘れるもの」と答えた妻夫木さん。「自分の観たことのない世界や知らないものに触れて、夢中でシャッターを切る感覚を味わいたいです。自分が撮りたいと思えるものに出会いたいですね」と語った。