パナソニックは3月18日、寒冷地向けのルームエアコン「UX」シリーズと「TX」シリーズを発表した。発売は4月21日で、価格はオープン。推定市場価格は適用畳数によって異なり、UXシリーズが250,000円前後から320,000円前後、TXシリーズが160,000円前後から250,000円前後だ(税・工事費別)。
UXシリーズ
UXシリーズは、同社の寒冷地エアコンにおいて最上位機種に当たる。外気温マイナス25℃でも、最高約55℃の温風を吹き出せる。また、廃熱を蓄える「エネチャージシステム」を搭載。エネチャージシステムの蓄熱を、室外機に付いた霜を溶かすために行う「霜取り運転」で再利用している。これにより、通常は霜取り運転中にストップしてしまう暖房を、途切れずに運転させ続けることが可能だ。
そのほか、フィルター裏面に備えられた掃除用ノズルによって、フィルターに付着したホコリを自動でかき取って吸引する「フィルターお掃除ロボット」を搭載。1回の掃除で除去するホコリの量は約6mg(耳かき2~3杯分)で、取ったホコリはホースを通じて屋外へ自動で排出する。
室内機のサイズはW798×D375×H295mm、重量は14kg。8畳用、10畳用、14畳用、18畳用、20畳用を用意する。
TXシリーズ
TXシリーズは、寒冷地エアコンのスタンダードモデル。外気温マイナス20℃でも、最高約50℃の温風を吹き出せる。18畳用と20畳用はUXシリーズと同じフィルターお掃除ロボットを搭載するが、6畳用、8畳用、10畳用、14畳用のフィルターお掃除ロボットではダストボックスを年に1度手入れする必要がある。廃熱を蓄えるエネチャージシステムには対応していない。室内機のサイズはW798×D299×295mm、重量は14.5kg。