ASUSTeK Computerは18日、HDMI 2.0をサポートする4K表示の32型ワイド液晶や、2,560×1,440ドット表示に対応する27型ワイド液晶を含めた、液晶ディスプレイ全7モデルを発表した。3月20日より順次発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は16,000円前後より。
7モデルのうち、フラッグシップとなるHDMI 2.0対応の32型ワイド4K液晶「PA328Q」は別記事にまとめた。本稿では2,560×1,440ドット表示の27型ワイド液晶「PB278QR」や、同様の解像度でフレームレスデザインの27型ワイド液晶「MX27AQ」など6モデルを紹介していく。
PB278QR
「PB278QR」は、2,560×1,440ドット(WQHD)表示に対応する27型ワイド液晶ディスプレイ。3月20日より発売し、店頭予想価格は73,000円前後。sRGBカバー率100%に対応する。画面のチラツキをなくす「フリッカーフリー機能」とブルーライトを軽減する「Low Blue Light」を搭載することで眼精疲労を抑制。そのほか、「Picture in Picture」や「Picture by Picture」などの複数画面表示にも対応する。
主な仕様は、画面サイズが27型ワイド、液晶パネルがIPSの非光沢(ノングレア)、解像度が2,560×1,440ドット(WQHD)、視野角が水平 / 垂直ともに178度、輝度が300cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1(ASCRオン時80,000,000:1)、応答速度が5ms。2.5W+2.5Wのステレオスピーカーを搭載する。
映像入力インタフェースはHDMI×1、DVI-D×1、DisplayPort×1。スタンドのチルト角度が上20度 / 下5度、スイーベルが左右60度、高さ調節が120mmまで、右回転90度のピボットが可能。VESAマウント100mmに対応し、本体サイズはW643×D218×H552.3mm、重量は約8.8kg。
MX27AQ
「MX27AQ」は、フレームレスデザインを採用する27型ワイド液晶ディスプレイ。3月20日より発売する。店頭予想価格は75,500円前後。解像度は2,560×1,440ドット(WQHD)で、液晶に「AH-IPS」パネルを採用する。
sRGBカバー率100%に対応。内蔵のステレオスピーカーはBang&Olufsen ICEpowerと共同開発したものを採用し、一般的な液晶ディスプレイ用のスピーカーと比較して、クリアで豊かな音質を提供する。「フリッカーフリー機能」と「Low Blue Light」は搭載するが、「Picture in Picture」や「Picture by Picture」には非対応。
主な仕様は、画面サイズが27型ワイド、液晶パネルがAH-IPSの非光沢(ノングレア)、解像度が2,560×1,440ドット(WQHD)、視野角が水平 / 垂直ともに178度、輝度が300cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1(ASCRオン時100,000,000:1)、応答速度が5ms。3W+3Wのステレオスピーカーを搭載する。
映像入力インタフェースはHDMI×3、DisplayPort×1。スタンドのチルト角度が上20度 / 下5度。本体サイズはW614.4×D225.4×H429.5mm、重量は約5.5kg。
MX259H
「MX259H」は、フレームレスデザインを採用する25型ワイド液晶ディスプレイ。3月20日より発売する。店頭予想価格は37,500円前後。解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)で、液晶に「AH-IPS」パネルを採用する。
基本仕様は「MX27AQ」とほぼ共通。主な相違点は、sRGBカバー率100%には非対応、輝度が250cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1(ASCRオン時80,000,000:1)である点など。映像入力インタフェースはHDMI×2、D-Sub×1。本体サイズはW578×D224×H414mm、重量は約4.3kg。
VX24AH
「VX24AH」は、フレームレスデザインを採用する23.8型ワイド液晶ディスプレイ。3月20日より発売する。店頭予想価格は46,000円前後。解像度は2,560×1,440ドット(WQHD)で、液晶パネルはIPS方式を採用する。
基本仕様は「MX27AQ」とほぼ共通。主な相違点は、sRGBカバー率100%には非対応で、スピーカーはノーマルの2W+2Wのステレオスピーカーとなる点など。映像入力インタフェースはHDMI×2、D-Sub×1。本体サイズはW540.5×D210.1×H394.4mm、重量は約3.5kg。
VS24AHL
「VS24AHL」は、1,920×1,200ドット(WUXGA)解像度に対応する24.1型ワイド液晶ディスプレイ。3月20日より発売する。店頭予想価格は43,000円前後。液晶パネルはIPS方式を採用し、sRGBカバー率100%にも対応している。
基本仕様は「VX24AH」とほぼ共通。主な相違点は、コントラスト比が1,000:1(ASCRオン時80,000,000:1)である点。映像入力インタフェースはHDMI×1、DVI-D×1、D-Sub×1。スタンドのチルト角度が上20度 / 下5度、スイーベルが左右60度、高さ調節が100mmまで、右回転90度のピボットが可能。VESAマウント100mmに対応し、本体サイズはW561.6×D224.8×H534.5mm、重量は約6.1kg。
VX207NE
「VX207NE」は、1,366×768ドット(WXGA)解像度に対応する19.5型ワイド液晶ディスプレイ。4月下旬より発売する。店頭予想価格は16,000円前後。液晶パネルはTN方式で、「フリッカーフリー機能」と「Low Blue Light」を搭載する。
主な仕様は、視野角が水平90度 / 垂直65度、輝度が200cd/平方メートル、コントラスト比が600:1(ASCRオン時100,000,000:1)、応答速度が5ms。映像入力インタフェースはDVI-D×1、D-Sub×1。スタンドのチルト角度が上20度 / 下5度本体サイズはW466.9×D190×H349.2mm、重量は約2.3kg。