ウェザーニューズはこのほど、スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」を通して、計2万3,744人の花粉症の人を対象に実施した「花粉症調査」に関する調査結果を明らかにした。調査期間は2月27日~3月3日。
まず、2,075人を対象に、2月27日時点で花粉症の症状が出ているか質問したところ、「出ているが、まだ軽い」が57%、「出ていて、既に重い」が10%、「出ていて、いつも通り」が23%、「出ていない」が10%となり、9割が2月末までに花粉症を発症していることが分かった。
エリア別では、「出ていて、既に重い」と回答した人が東海で多く見られた。年代別では、20代以下では2割以上に重い症状が出ているのに対し、60代で重症の人はわずか6%であった。
次に、全国4,243人に2015年の花粉シーズンが早いか遅いかについて聞いてみたところ、「早いと感じる」が31%、「遅いと感じる」が21%、「例年とかわらない」が48%となった。エリア別に分析すると、東北では早いと感じている人が特に多いことが分かった。
全国2,161人に対し、花粉症の事前対策の時期について尋ねたところ、1月以前が23%、2月前半は32%、2月後半は28%となり、17%がまだしていないと回答した。エリア別では、2月前半までとの回答が最も多かったのは九州で、以下関東、東海と続いた。一方、北海道を除いた東北、北陸、四国では、3割がまだ対策を始めていないことも分かった。
次に、全国3,396人に対し、花粉症対策の費用について質問をすると、全国平均は3,323円となり、大量飛散となった2013年の平均2,171円に比べても1,152円の増加となることが分かった。エリア別で見ると、石川県が最も高額で4,692円、以下、鳥取県が4,050円、鹿児島県が3,938円となった。最もお金をかけない県は、佐賀県で1,000円となった。