アメリカでのサービス開始から遅れること2年半、音楽クラウドサービス「iTunes Match」が日本でサービスインしたのは2014年5月のこと。iTunes Storeで購入したかどうかに関係なく、CDから取り込んだ楽曲についてもiTunes Storeで取り扱いがあれば、AAC/256kbps/DRMなしのオーディオデータとしてストリーミングで聴くことができる。
このサービスのメリットは、"自分が所有する"曲をデバイスの別なく楽しめることにある。AAC/256kbpsというエンコード設定は、圧縮音源としては比較的好条件であり、MP3/128kbpsなどといった低ビットレートの楽曲がiTunesライブラリに多数ある、といったユーザにとっては音質向上の効果もある。
しかし、3,980円/年という価格設定に見合うかどうか。曲判定アルゴリズムは完璧とは言い難く、何度スキャンを実行しても取りこぼされる楽曲が出ることがある。ハイレゾ音源を中心に音楽を聴くようになり、圧縮音源は必要なくなった、というユーザもいることだろう。iTunes Matchはサブスクリプション契約であり、1年ごとに自動更新されるため、継続するかどうかをそろそろ決断する時期だ。
もうiTunes Matchは必要ないという場合、自動更新を無効にしておく必要がある。作業にはパソコン(iTunes)のほか、iOS 7.1以降であればiOSデバイスも利用できる。自動更新の期限が来る前に、作業を完了させておこう。
手順はかんたん、以下のとおり画面を開き、iTunes Match自動更新のスイッチをオン(初期値、緑)からオフ(白)に切り替えればOK。なお、期限到来日以降はiCloudにアップロードした曲のダウンロードができなくなるので、必要であればそれまでにダウンロードを済ませておこう。
操作手順をカンタン解説
3 Apple IDのパスワードを入力し、iTunes Storeにサインインする |
4 「iTunes Matchの更新」スイッチをオン(初期値、緑)からオフ(白)に切り替えると、期限到来にあわせて解約される |
(提供:iPad iPhone Wire) |