一人暮らしから家族連れまで活用でき、老若男女に対応したメニューを提供するファミリーレストラン。リーズナブルに本格的な味を楽しめる上、ズラリと並ぶ豊富なメニューは思わず目移りしてしまい、なかなか食べるメニューを決められないことも。
それだけ数あるメニューの中でも、大人から子供まで幅広い世代に愛されているのがハンバーグだ。一口にハンバーグといっても、オーソドックスに焼いたものやドリア風にしたもの、煮込みスタイルにしたものなど、種類は実にさまざま。そして中には、そのボリュームを売りにしているメニューもある。
それでは、実際に「最もガッツリしたハンバーグ」を提供しているのはどこのファミリーレストランなのだろうか。「デニーズ」「ガスト」「ロイヤルホスト」「サイゼリヤ」「ジョナサン」で提供されているハンバーグメニューの中から、 一食あたりのカロリーを基にして、「ガッツリ系ハンバーグ」のトップ5をまとめてみたので、紹介しよう。
対象としたものは「●●ハンバーグ」など、「ハンバーグ」の名称が付く単品メニューに限り、テークアウトおよび宅配メニューは対象外とした。なお、各メニューのカロリーは各店舗の「栄養成分表」などを参考にしており、2015年3月時点で同ページに記載されているものを対象とした。
1位: 「チーズINハンバーグ&ミックスフライ」(ガスト: 980kcal)
2位: 「ハンバーグ&チキン南蛮」(ガスト: 960kcal)
3位: 「黒×黒ハンバーグ&カニクリームコロッケ(ドミグラスソース)」(ロイヤルホスト: 930kcal)
4位: 「極味ハンバーグ&海老フライ(特製デミ)」(ジョナサン: 913kcal)
5位: 「ハンバーグ&スタミナポーク」(ガスト: 903kcal)
1位はガストの「チーズINハンバーグ&ミックスフライ」。カマンベールなどの4種のチーズが肉の中からあふれ出す「チーズ IN ハンバーグ」は、味だけではなく見た目も楽しめ、エビフライとクリームコロッケが添えられているのも何ともうれしい。
トップ5には、サイゼリヤとデニーズを除く3店舗がランクインした。デニーズは「焼きチーズハンバーグカレードリア」(838kcal)が、サイゼリヤは「焼肉とハンバーグの盛合せ」(693kcal)が最もハイカロリーなメニューとなっている。
「日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要」によると、「チーズINハンバーグ&ミックスフライ」は身体活動レベルが普通の30~49歳の男性の一日の推定エネルギー必要量(2,650kcal)の3分の1強となっている。一見するとそこまでハイカロリーではないように見えるが、ここにご飯やみそ汁などが加わる、いわゆる「定食スタイル」にすると当然摂取カロリーは増える。
並盛りの茶わん一杯分とされている140gのご飯を摂取すると235kcalが、大盛り(240g)を摂取すると403kcalがそれぞれプラスされる。単品メニューの1位と2位に、カロリーに並盛りのご飯をプラスすると1,200kcal前後となり、一気に一日に必要とされる総摂取カロリーの半分近くまで数値が跳ね上がる。ここにアルコールや他のサイドメニューをオーダーするとなれば、そのカロリーは相当なものになることは必至だ。
今回のトップ5に入っているメニューを見てもわかるように、ファミリーレストランのハンバーグは「ハンバーグ+α」というコンビネーションメニューが豊富だ。味の変化が楽しめ、おなかも満腹感で満たされるが、やはりそれだけカロリーも付いてくる。多くのメニューがそろっているファミリーレストランだが、くれぐれも食べすぎには注意しよう。
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