ソースネクストは16日、2015年4月からの給与改定において、全社員約80人を対象に、2014年に引き続き2年連続で年収5%増のベースアップを実施すると発表した。

同社の経営環境は、成長市場であるスマートフォン向けアプリケーションの収益増加などで好調に推移しており、2015年3月期通期業績は昨期の最高益を更新し、営業利益および経常利益ともに過去最高益となる見通しという。このような状況の中、「ベースアップを実施することにより、従業員の士気を高く保ち、さらなる生産性の向上と高品質な製品、サービスの提供に結びつく」と判断したとしている。

また、「経済の好循環実現」に向けた政府からの賃上げ要請に可能な限り応えることが企業の社会的責務であるとし、ベースアップにより国内経済の消費活性化を後押しすると同時に、持続的な経済成長に向けた「健全な消費サイクルの創出」に寄与していく考えだ。同社は、今後もソフト市場の新たな創出を目指すとともに、社会からの様々な要請に応えることで企業の社会的責任を果たしていくとしている。