東芝は13日、無線LAN通信機能を備えたSDカード「FlashAir」に、ネットワークドライブ上で内部ファイルを確認できる新製品「FlashAir SD-WE」シリーズを追加した。発売日は14日。価格はオープン。ラインナップと店頭予想価格は、8GBモデルが税込4,600円前後、16GBモデルが税込6,500円前後、32GBモデルが税込8,600円前後。
「FlashAir」は無線LAN通信機能を搭載したSDHCメモリカード。例えばFlashAirを使用したデジタルカメラで撮影した写真や保存データに、その場で外部のPCやスマートフォン、タブレットなどの無線LAN機器からアクセスできる。
新製品のSD-WEシリーズは「WebDAV(Web-based Distributed Authoring and Versioning)」に対応し、「FlashAir」内のファイルをネットワークドライブ上で見られる「FlashAirドライブ」機能を搭載。従来「FlashAir」から無線LAN経由でPCに写真やファイルをコピーするには、Webブラウザ上で一つずつ選択してコピーする必要があったが、SD-WEシリーズでは、WindowsのエクスプローラやMacのFinderなど、PCのOS標準搭載ファイル管理ソフトウェアでデータを確認でき、一度に複数ファイルをコピーできるようになった。
また、Android/iOS向けの「FlashAir」公式アプリも近日中にアップデート。指定のフォルダを外部に公開する「フォトシェア機能」は従来、写真をシェアする側・される側の双方がWebブラウザ経由で「FlashAir」と通信する必要があったが、公式アプリ最新版ではアプリから「フォトシェア機能」を利用可能となる予定。