コンタクトレンズが普及し、近頃は選べるバリエーションも増えてきた。「正直、どれがいいのかわからない……」と思って使っている人もいるだろう。一方で、「今、自分が使用している物が最も合っている」と満足している人でも、ハードとソフトの使用感を比べてみた人は意外と少ないかもしれない。そこで今回、コンタクトレンズを利用しているマイナビニュース会員300名に、普段使用しているレンズのタイプとその理由を聞いてみた。
Q.現在使用しているコンタクトレンズはハードとソフトのどちらですか?
1位: ソフト(81%)
2位: ハード(18%)
3位: その他(1%)
Q.そのタイプを使用している理由を教えてください
■ソフト
・「ソフトの方が負担が少なそうだから」(30歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「ハードは痛そうだから」(23歳男性/金属・鉄鋼・化学/営業職)
・「昔、ハードを使用していたが、目がごろごろして違和感が半端なかったためやめた」(33歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「使い捨ての方が楽だから」(25歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「毎日つけるのは疲れるので眼鏡と併用しているから」(38歳/生保・損保/事務系専門職)
・「ワンデーで清潔」(42歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「安いから」(38歳男性/通信/技術職)
・「運動するとき、ソフトのほうがいいと言われたから」(30歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「最初に眼科から勧められたのが、ソフトだから」(32歳女性/情報・IT/技術職)
■ハード
・「乱視が強く、ドライアイのためハードコンタクトではないとだめと医者から言われたため」(33歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「ハードレンズのほうが酸素透過性がいいと聞いたので」(32歳女性/医療・福祉/専門職)
・「ハードは落としたときに壊れにくいから」(22歳女性/通信/経営・コンサルタント系)
・「手入れが簡単」(50歳以上女性/その他/その他)
・「長く使えて便利」(45歳男性/医療・福祉/技術職)
・「最初からハードを使っているから」(32歳男性/学校・教育関連/専門職)
■その他
・「アレルギーがあって、普段使うのはハードを勧められたから。でも旅行やスポーツのときには使い捨てを使用している」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
■総評
1位の「ソフト」は全体の8割以上を占め、2位の「ハード」(18%)に大差をつける結果となった。また、「その他(ソフトとハードの併用など)」の回答もわずかに見られた。
ソフトを選んだ理由には、「ハードは目にゴミが入ったときに痛そう」「ハードを試したが、合わなかった」など、ハードと比べたときの扱いやすさや使い心地を支持する回答が多くあがった。また、眼鏡との併用などでコンタクトレンズの使用頻度が低い人ほど、「1日使い捨てタイプ」があるソフトを使用していることが判明。そのほか、スポーツをする人は、風などの衝撃で外れやすいハードよりもソフトを選ぶ傾向が見られた。
一方でハードは、「乾きにくい」「視力・乱視の矯正がしやすい」といった特徴から、ドライアイや乱視の人などに好まれていることがわかった。また、ソフトと違って耐久性があり、長期間使用できるため、ランニングコストと手入れの点から見て「便利」という声もあがっている。
なお、どちらのタイプの使用者でも「最初に医者から勧められたものを使用している」という回答が見られ、初めて使ったコンタクトレンズを長年愛用している人も多いことがわかった。
コンタクトレンズを選ぶとき、ソフトが良いのか、それともハードが良いのか。それは、目の状態はもちろん、使用頻度や用途、ライフスタイルなどによっても変わってくる。眼科でよく相談し、自分に合ったものを選ぶと良いだろう。
※画像と本文は関係ありません
調査時期: 2015年2月17日~19日
調査対象: マイナビニュース会員 コンタクトレンズ利用者限定
調査数: 男性106名 女性194名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート