映画『ヒロイン失格』の撮影がこのほど、神奈川県の某大学構内で行われ、キャストの桐谷美玲、山崎賢人、坂口健太郎が参加した。
幸田もも子の同名漫画(集英社刊)を原作にした本作は、恋に暴走する女子高生の七転八倒を描くラブ・コメディ作品。幼なじみの利太(山崎)に恋する17歳のはとり(桐谷)は、自分が彼の"ヒロイン"だと思い込んでいる。そんな中、利太が地味な女子と付き合い始め、フラれたはとりも学校一のイケメン・弘光(坂口)と交際することになるが――というストーリーで、映画は今夏に公開予定。
この日の撮影は、構内の食堂で敢行。福田彩乃演じる親友・中島を相手に、本作の見どころとも言える変顔での演技を次々とこなす桐谷に、英勉監督はカットをかけるたび大爆笑。一方、利太が苦手なトマトをはとりの皿に入れるシーンでは、山崎と微笑ましい掛け合いを見せ、現場は和やかムードに。また、坂口が桐谷に囁く胸キュンシーンでは、英監督がモニター越しに、「格好良いね!」と大絶賛していた。
撮影を終え、報道陣の取材に応じた桐谷は、「ハッピーになれる映画にしなきゃと、かなり全力で色んな事をやってます。今まで見せたことがない表情もたくさんしてるので、やりがいがあります」と意気揚々。原作ファンだった桐谷自身が映画化を熱望していたこともあり、「こんなに笑って、泣けて、キュンキュンできる作品はない。決まる前から、変顔の練習をしてたくらい大好きな作品」と熱い想いを語りつつ、主人公のはとりについて、「いつも一生懸命で真っ直ぐ。良い時も悪い時も、感情を出すところが可愛らしい」と話して笑顔を見せた。
また、変顔をはじめ、撮影が行われた真冬の2月に噴水に転落するシーンもある桐谷に、男性陣は、「女の子の汚いところも綺麗なところも全部出してるけど、上手く桐谷さんが表現していて可愛らしい」(山崎)、「桐谷さんは変顔をするイメージが無かったけど、丸っきりはとりになってる」(坂口)とその体当たり演技を大絶賛。また、桐谷は、“幼なじみ”の山崎との仲を聞かれ、「撮影が進むにつれて仲良くなりました。2人のシーンも自然だし、控室でも紙風船で一緒に遊んだりしてます。山崎くんの拗ねてる利太がすごく可愛い」と微笑むと、山崎も、「一緒にふざけててすごく楽しいです」と照れ笑いしていた。