イタい男と聞いて、あなたはどんなイメージを抱きますか? 女性の場合、構ってちゃんだったり、ぶりっ子だったり……年齢層よりもちょっと無理して、自分をかわいく見せるのが「イタい女」と言われることが多いものです。
でも、対する男性の「イタい」は一体何なのでしょうか。実は男性の場合は女性に比べてあからさまではない分、周りも注意しにくく、自分でも無自覚のままイタさを振りまいているケースが少なくないのです。
■プライドの高さが仇になっている
よく男性は女性に比べて「プライドが高い」と言いますよね。あなたの身の回りでもかたくなに自分の意見を曲げない、人を褒めることが苦手ですぐに周りを否定しまうような男性はいませんか?
男性は子どもの頃から「泣いちゃいけない」「男なんだから強くなくちゃいけない」と育ってきており、「男はこうあるべきもの」という固定観念が女性よりも強いことが多いものです。よって、変にプライドを気にしてしまい、意固地になってしまう人が少なくありません。
それこそお酒を飲んだ途端、いかに自分が仕事のできる優秀な人間かをアピールする。そのことを否定されると「え?」と癪に触った様子で、思わず口調を荒らげてしまう男性は、周囲も「どうしたものやら……」と注意することを放置してしまいがちです。
いい男になるにあたってプライドは欠かせませんが、自分が井の中の蛙になっていないかどうか。時には周りの意見にじっくりと耳を傾けることも大切にしたいですね。
■大人になりきれていない
よく「男は30歳から」と言われることがあります。男性の30代といえば結婚適齢期で、家族を養う人も増えてくる年齢だけに、20代とは違った大人としての落ち着きが求められますよね。特に男性の場合は見た目の良しあしよりも、内面としての成熟度が求められるもの。
裏を返せばこうした年齢層とは不釣り合いな言動をすると、周りから「オジサンの癖にイタい」と思われる可能性が高いのです。例えば完全に脈ナシの女性にしつこくアプローチする、子供っぽさが抜けず幼い態度が目立つなど。変に若作りを意識してしまうことが、返って裏目に出ている男性も少なくありません。
やはり女性としては男性にはたくましく、頼もしくあってほしいと考える人が多いものです。いつまでも見た目が若々しく、多少子供っぽい面があったとしても、いざという時は頼りになれる大人としての態度をしっかりと取れる男性でありたいですね。
■かっこつけが空回りしている
女性のイタさがかわいくありたいために、変に背伸びをした結果だとするなら、男性のイタさは格好良くありたいという、無自覚さが招いたものが多いのかもしれません。
女性が異性として意識した場合も、男性の魅力は器の大きさや人との成長具合が大きく関わってくるものです。自分自身を客観視しながら、ストイックに常日頃自分について見つめ直すことで、周囲もあなたの見る目が変わり、自分でも気づかぬうちに本当の格好良さを得ているのかもしれません。
<著者プロフィール>
柚木深つばさ
フリーランスライター。「AppWoman」「ウレぴあ総研」「ハウコレ」「東京独女スタイル」「恋学」「ラルーン」「教えて! gooウォッチ」など、女性向け媒体を中心に恋愛、モテテクに関する記事を連載。男女にまつわる素朴な疑問について読者視点を心掛けながら、日々記事にして解決していきます。
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