熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップを中心に、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分の芸能ニュースを総ナメできる!
※【爽快情報バラエティー スッキリ!!】→【スッキリ】、【情報プレゼンター とくダネ!】→【とくダネ】、【情報満載ライブショー モーニングバード!】→【バード】、【ノンストップ!】→【ノン】、【情報ライブミヤネ屋】→【ミヤネ】と略表記します
3月9日(月)
■「仁科仁美の"玉の輿でき婚"に暗雲。同居相手が結婚拒否!」【ミヤネ】
先月21日に報道された仁美の妊娠は、問題続きだった仁科家にとって久々に明るいニュースだった。それだけに今回の「結婚拒否」報道はショックだっただろう。母・亜希子の知人は、「内心だまされたと思っているみたいですよ」、兄・克基も「僕はものすごく怒っています。男としての責任をどう思っているのか?」という。
相手男性は、全国に180店舗を展開し、年商150億円の居酒屋チェーン社長Aさん44歳で、14歳差をものともしない"玉の輿でき婚"が予想されていた。昨年10月にAさんが仁美と亜希子が住む家を二世帯住宅に改装し、自分のマンションを引き払って引っ越し、3人で暮らしていたのだからまさかの展開だ。
それにしてもA氏が本当に、「認知もする。子どもの養育費などのお金も出す。でも結婚はしない。最初から結婚の約束なんてしていないでしょ?」と言ったのならひどい話だが……。番組は克基に電話取材を敢行。克基は、「今の仁美には何を言っても無駄。世論がどうとかじゃなくて、『私はそれでいい。彼と一緒にいたい』というのが強いので。『世界中を敵に回してでも私は彼の味方でいたい』と言っています」と、怒りを抑えながら仁美の気持ちを代弁した。A氏はバツ2で、元妻が仕事で関わっているだけに、何らかの事情や配慮があるのかもしれない。
■「梨花がキャラ変! 命に関わる難産で老化を受け入れる」【ノンストップ】
2011年の出産後は仕事をセーブしていたため、3年ぶりにマスコミの前に姿を見せた梨花。「緊張してますけど、大丈夫です」と話す笑顔が少しぎこちない。この日は自身のライフスタイルブックの記念イベントだったが、夫や3歳になる長男の写真も掲載した力作だ。
現在41歳の梨花は、40代になって変わったことを聞かれると、「手とかも血管が浮き出てきましたが、そういうのもいいかな」と美にこだわる梨花らしくないコメント。その理由は、「子どもが産まれてから変わりました。すごく大きいことですね。年を取ることによる変化が当たり前のことになりました。20代、30代とあって、この先50代、60代とある中で、今は40代の女性を楽しめたらいいな」とポジティブなものだった。
梨花はある番組で生死に関わる難産だったことを明かしていたが、この日も「あとから聞いたらかなり危険だったみたいで、輸血と心臓マッサージをしました」と壮絶な出産体験を明かす。それだけに第2子に関しては、「臆病になっちゃう」と及び腰で、今は子育てを一番に考えているようだ。かつての恋愛体質であぶなっかしいキャラは見る影もない。
3月10日(火)
■「長谷川博己が下積み時代の知られざる決意を明かす」【スッキリ】
ウイスキー新商品イベントに登場した長谷川。CMにドラマに大活躍中だが、長谷川は加藤浩次に注目しているという。「俳優顔ですよね。あんなタイプの俳優さんはなかなかいらっしゃらないですし、ハリウッド的な体格されていますし、役者の加藤さん大好き。僕が監督だったら使ってみたいですね」と絶賛の嵐。これを聞いた加藤は、「誰かと間違えてるんじゃないの? 体形は普通の45歳の中年太りなんですけど」と苦笑いを浮かべる。
さらに長谷川は、「役者を目指そうと決めたときに、バイトを一切しないことを決めた」というエピソードを話しはじめた。現在、ドラマ『デート』で働く気がないキャラを演じているが、現実でも稼いでいない時期があったのだ。長谷川は「劇団に入る前に一年間働いて貯金をしていましたし、研修生の2年目くらいにいろいろな役をもらえるようになって、そこからずっと仕事がつながっています。運がよかったですね」とさわやかに笑う。
加藤浩次は、「自分を追い詰めたんだよね。よく芸人とかでもある。給料に見合わないところに住んでその分、稼ごうみたいな」と話すと山里亮太が、「それを加藤さんから言われてやった平成ノブシコブシの吉村(崇)がどえらいことになった」と暴露。実際、吉村の家賃31万円らしいが、芸人はネタにできるという強みもある。
■「光浦靖子が『軽い女』宣言。2015年はワンレン・タトゥー」【スッキリ】
光浦が著書の発売記念イベントを開催。本の内容は、「iPhoneを買おうかどうか迷っています」という悩みに「やはぎが持っているんだから間違いないと思います」などの脱力系を含む人生相談をつづったもの。自身の悩み対策については、「2015年は軽量化を図っています。軽い女になっていこうと思って。誘われたらついていくみたいな。だから今、髪の毛をワンレンにしていますね。麺類食べたときにイヤらしいから。ロングになったら今度はタトゥー入れます。お尻にみつばちの……」と笑わせた。
さらに光浦は、加藤浩次の娘が手芸を習いに来たときのエピソードクイズを出す。「妻のかおりちゃんに持たされていた驚きの手土産は何でしょう?」と出題したが、答えはただの飴。光浦は、「世界で一番つまらないクイズを提示しようかなあと思って。私は甘いものは食べないので人にあげようと思って置いといたら、1つの塊になってしまった」とシュールに話した。
3月11日(水)
■「挙式を2日後に控えた中村獅童が新妻を語る」【PON!】
3輪バイクのPRイベントに現れた獅童。1月に一般女性と結婚し、13日に挙式を控えていることについて、「妻と『日にちが迫ってくると緊張するね』と話しています。これで本当の夫婦になるんだなという気持ちですね」としみじみ語った。
さらに、「新婚生活は楽しくやっています」、「妻は丸顔で目がキョロっとしていて、一番似ているのは『みつばちハッチ』。しょうが焼きがうまいし、そういうものを作ってくれたときはうれしい」と聞けば何でもしゃべってくれるのが、サービス精神旺盛なこの人らしい。最近は市川海老蔵とともに落ち着いた印象しかないのが、ちょっと寂しい気もする。
■「『壁ドン』の次はコレ! 福士蒼汰が女子高生を後ろハグ」【スッキリ】
映画『ストロボ・エッジ』に出演する福士と有村が、都内の女子校にサプライズ登場。女子高生たちから矢継ぎ早に、「カッコイイ!」「顔ちっちゃい!」「脚キレイ~」の声が飛ぶ。映画には女性をキュンキュンさせるシーンが多く、女子校でそれを実現することに。じゃんけん大会で勝ち上がった女子高生に福士が実践したのは、"後ろハグしながらの腕まくり"だった。
これが「『壁ドン』をしのぐ胸キュンシチュエーション」とのことだが、スタジオの中村アンは「好きです」、大沢あかねは「大好物!」、杉野アナも「すごいイイですね……」と大絶賛。納得のいかない加藤浩次は、「相手が温水(洋一)さんでもいいの? 蛭子能収さんは? 森永卓郎が来たら? 福士くんだからいいんでしょ」と畳みかけてねじ伏せていた。
3月12日(木)
■「ミランダ・カー生出演で番組から微妙なプレゼント」【スッキリ】
スーパーモデルのミランダ・カーが生出演。そのスタイルと小顔に騒然とする中、まずはミランダのサクセスストーリーが紹介される。
1997年13歳でデビューし、2007年24歳で『ヴィクトリアズ・シークレット』のメーンモデルに起用されてトップモデルに。昨年の年収は7億円を超えるとも言われているが、素顔は4歳の息子を持つ31歳のママ。美の秘密を尋ねられると、「体や美容にいいものを80%、好きなものを20%食べている」ことなどを明かした。
番組はミランダに「美乱打母」と刻まれた印鑑をプレゼント。昔の暴走族を思わせるような……もう少しカッコイイ字はなかったのか。最後にミランダは、「いつも歓迎してくれてありがとうございます。日本が大好きなのでまた戻ってきたいと思います」とニッコリ。加藤浩次もテリー伊藤も無難なインタビューに終始したのが、彼女の大物ぶりを表していた。
■「新垣隆が初のアルバムをリリース。芸人ばりにボケまくる」【バード】
「新垣隆」の名前が作曲家として記載された初めてのアルバム『ロンド~珠玉のヴァイオリン名曲集』をリリースし、メディア出演が増えている。この日も「今は3学期ですけど、私はニイガッキです」とダジャレを言ったり、コーラの一気飲みをして「スカッとさわやかな曲です」とPRしたり、「ピアノ以外で弾けるのはエアギター」とボケるなど、もはや扱いは芸人に近い。「求められたら、喜んでくれるのなら何でもやってしまう」新垣の人柄を表している。
新垣は独身だが、「婚活するヒマもない」ほど忙しく、殺到する作曲依頼をこなしきれず、「締め切りに間に合わず迷惑をかけています」と反省モードに。記者から「ゴーストライターに頼みますか?」とツッコまれるなど、イジられキャラがすっかり定着した。ウソでまみれた騒動とは真逆の素朴な人柄が完全に受け入れられている。
3月13日(金)
■「大炎上中の栗田貫一が生出演。干されるか新スターか!?」【ノンストップ】
9日放送の番組で、16歳年下の妻に「うるせえ!」「お前、早く買えよ!」「(離婚も考えるという妻に)上等なんだよ。逆に本当に1人にさせてくれ。怒んなくて済むから」などと暴言連発した亭主関白ぶりで炎上しまくっている栗田。このタイミングで緊急生出演させたのは、いかにも嗅覚の鋭い同番組らしい。
オープニングで設楽統から「今、超亭主関白で話題になって袋叩きに遭っている栗田貫一さんです」と紹介され、ハイヒールリンゴには「女の敵~!」とヤジられた栗田は、「大炎上」と自虐的に苦笑い。
続く悩み相談コーナーでは、「働きたい」と考える専業主婦に「いいと思う。生きがいとかキレイにもなるだろうし、ただ母親の部分も守って欲しい。子どもって母親でなければいけないところもあると思う」とまさかの優等生発言。すかさずリンゴが「ちょっと穏やかになってない?」とツッコまれると、「ウチは働かせたくない。妻は女優ですが、地方公演に出るのは無理!」とピシャリ。さらに、「(僕は)家事はしない。妻が困ったときはやるけど」と話す栗田に、千秋が「じゃあ今、家事は何やってる?」と聞くと、「ああ!?」とすごんで、「ごめんなさい……」と謝らせてしまう。
その後も、「働いたあとに何もしたくないから、妻には家事をやって欲しい」という街の声に、「僕は考え方が江戸時代のようなところがあるから分かる」とキッパリ。再び千秋から「絶対クリカンさんと結婚したくない」と言われると、「オレだってしたくないよ!」とキレる。ホワイトデーのお返しに悩む男性には、「ストレスになるんだったら返さなきゃいい。そうしたら次からもらわなくなるから」とバッサリ。
スゴイのは、一連の流れで一切笑顔を見せないこと。好感度無視で完全にやり切っている。有吉弘行、坂上忍に次ぐ、毒舌キャラはこの人か。それとも、単に嫌われてすぐに改めるのか。57歳での新キャラに注目が集まっている。
■「離婚裁判中の三船美佳が意味深に『大事なのは尊重すること』」【スッキリ】
夫婦間の心理を描写した映画『ゴーン・ガール』の配信記念イベントに三船が登場。明らかに「離婚裁判中の三船とストーリーが重なる」という理由での起用だ。話題作りが狙いなのに、「映画に関する質問以外はNG」という設定がしらじらしい。
リポーターたちが当然のように「美佳さんはなぜ家を出たのですか?」と切れ込むと、三船は、「1番いい……良くなるために」と苦笑いでコメント。続けて、「映画の夫婦は修復可能だと思いますか?」と聞かれると、「何をもって修復なのかわからないですけど、私たちは親として娘との関係性を一番ベストにできるように」と子ども重視のスタンスを語る。
さらに、「お母さんのサポートはありますか?」と聞かれると、「母は私のことを尊重してくれて、一歩引いた形でずっと見守ってくれています。娘が静かに生活できるように母と私で心がけています」と3世代にわたる女同士の絆をアピールした。
三船は最後に、「夫婦だけでなくて、人間関係で一番大事なのは、何よりも尊重する心だと思うんですよね。だからこそ相手の気持ちになって、どういう風にしたらいいのか、と心がけていれば」と噛みしめるように語った。このコメントからも、三船が夫婦のことを完全に終わったこと、としてとらえているのが分かる。
先日、上重聡アナの『スッキリ』総合司会就任が発表された。今月で番組を卒業するテリー伊藤の代わりなのだが、明らかに毛色が異なる2人だけに「なぜ?」の声が飛んでいる。最も予想しやすい理由は、「経費と問題発言の削減」であり、それならこの起用は合点がいく。
ただ、アナウンサーは発言が制限されるだけに、番組の色や面白味が薄れてしまうのも事実。そこで番組はコメンテーターを3人から1人増やして4人体制にするという。
新コメンテーターには、高橋真麻、武井壮、松嶋尚美、遼河はるひ、元シンクロ五輪選手・青木愛、コラムニスト・犬山紙子、評論家・宇野常寛、ブロガー・はあちゅう、作家の五百田達成などをラインナップ。私はほとんどの人に会ったことがあるが、テリー伊藤以上に爆弾発言をしそうな人も……ある意味、楽しみが増えた。
■木村隆志
コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。