公開された映画館マナーCM「ジジイ映画の楽しみ方」のワンシーン

北野武監督の最新作『龍三と七人の子分たち』(4月25日公開)の公開に先駆け、劇中映像を使用した映画館マナーCM「ジジイ映画の楽しみ方」が13日、公開された。

CMでは、龍三親分(藤竜也)、はばかりのモキチ(中尾彬)、早撃ちのマック(品川徹)ら"ジジイ"たちや、敵対する若造軍団のボス西(安田顕)が登場し、「電話をする」「どなる」「お金をせびる」「仁義をきる」など、映画館でのマナー違反となる行動を紹介し、マナーを守るように訴える映像になっている。

また、"ジジイ"たちが集い楽しそうに笑っている姿や、オシャレをして行儀よく座っている姿を合わせて紹介し、「楽しい時に笑う」「オシャレして鑑賞する」「仲間と観る」など、映画をよりいっそう楽しめる見方も合わせて紹介。映像の最後には、守らないと「全員逮捕!」と村上刑事(ビートたけし)の決めぜりふで違反防止を呼びかけている。この映像は、14日より全国の109シネマズでも上映される予定だという。

本編では、引退した元ヤクザの龍三は、オレオレ詐欺に引っかかったことをきっかけに、元暴走族の京浜連合と因縁めいた関係に。龍三はかつての仲間を集め、「一龍会」を結成。京浜連合のやることをことごとく邪魔しまくる。やがて、"ジジイ"たちを疎ましく思うようになってきた京浜連合と一龍会の対立は、龍三や子分の家族を巻き込んだ一大騒動へと発展する。

(c)2015 『龍三と七人の子分たち』 製作委員会