セガは、3月12日に発売されたアクションアドベンチャー『龍が如く0 誓いの場所』(PS4/PS3)と、長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」とのコラボレーションが実施し、同日よりオリジナルメニューが発売された。前日11日には、東京・品川区のリンガーハット本社にて、プレス向けのメニュー試食会が行われたので、その模様をお伝えしよう。
今回のコラボレーション企画では、『龍が如く0 誓いの場所』の舞台となる「神室町」にリンガーハットの店舗が登場。ゲーム内の主人公たちは、実際の店舗でも提供されている11種類の定番メニューを食し、体力ゲージを回復させることができる。これに合わせて3月12日からはリンガーハット全店(約550店舗)にて、期間限定でゲームの世界観を反映させたオリジナル商品「龍が如くちゃんぽん」が登場し、激辛な『龍が如くちゃんぽん』(990円/税別)と、ちょい辛な「龍が如くちゃんぽん[ちょい辛]」のレギュラー(850円/税別)、スモール(550円/税別)という3種類のメニューを展開する。ちなみに、ゲームに登場するリンガーハットは、新宿にある店舗(リンガーハット 新宿靖国通り店)をモチーフとしているという。
試食会前に登場した『龍が如く』シリーズ総合監督・名越稔洋氏は、『龍が如く』シリーズがこれまでに展開した実際のさまざまな店舗やコラボメニューについて説明し、「これから試食となりますが、ゲームに負けないパンチの効いた味と聞いているので、非常に楽しみ」と早くも戦闘態勢。また、本作のチーフプロデューサー・横山昌義氏からは「本作は、1988年のバブル期がゲームの舞台。リンガーハットさんの店構えも当時の雰囲気に溶け込むよう、開発チームのデザイナーと研究しながらアレンジしたのでチェックしてみてください」とゲーム内での店舗のこだわりを解説した。
そして、リンガーハットの営業戦略部執行役員・川内辰雄氏によれば、『龍が如くちゃんぽん』は主人公・桐生一馬の強さをイメージした商品。しびれる辛さが特徴の花椒オイルを絡めた肉みそに加え、トムヤムクン風スープ+ココナッツミルクを採用した、リンガーハット史上最も辛いメニューであるという。加えて、「まずは『龍が如くちゃんぽん』を食べていただき、再訪問の際はゲームにも登場する『野菜たっぷりちゃんぽん』をオリジナルドレッシングと合わせてお召し上がりください」と人気商品も忘れずにアピールしていた。
その後、名越氏と横山氏が「龍が如くちゃんぽん[激辛]」を試食。辛いもの好きという両者は汗をかきつつも「辛い」「うまい」を連発し、味に大満足の様子。半分以上食し、司会進行役に「試食はそろそろこの辺で」と静止されるまで、箸の動きが止まらなかったほど。そして、コラボメニューを食べ終えた名越氏は、「コラボメニューの中にはネタっぽいものも多いが、『龍が如くちゃんぽん』は商品としてシッカリした味」と太鼓判を押し、横山氏は「ベースが濃厚で、野菜が多くても味が薄くない。辛いもの好き、濃いも好きにもオススメ」と絶賛した。
そして名越氏は「今回もコラボメニューを作らせていただき、我々としては精度の高いコラボができたと考えています。実際に以前からユーザーさんからも『ゲームをプレイしていて、食べたくなってきた』というお便りもいただくので、今後もコラボ企業さんとはWin-Winな関係でありたいと思っています。ゲーム制作自体はやりきりましたので、自信をもってお届けできる作品に仕上がっています」と自信を覗かせた。
そして、プレス向けの試食タイムに突入。今回は『龍が如くちゃんぽん[激辛]』のスモールサイズ(試食会のみ)を食べてみた。トムヤンクン風の激辛スープはコクがあり濃厚で、エビや国産野菜のエキスを封じ込めたスープが口の中で広がり美味。ココナッツミルクでマイルドに仕上げられているため、程よい辛さでどんどん飲める。もちろん、リンガーハットの麺もキャベツやもやしなどの野菜との相性も抜群だ。終盤はアクセントとして添えられているレモンを絞ってスープイン。さわやかな味わいとなり、あっという間に完食することができた。ぜひ、この辛ウマな『龍が如くちゃんぽん』を味わっていただきたい。
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