日本通信は12日、同日発表したAndroidスマートフォン「VAIO Phone」が、パナソニックのAndroidスマートフォン「ELUGA U2」と同じモデルを使っているという話題について「ベースにしているわけではない」と否定した。
「VAIO Phone」の発表後、Twitter上には「ELUGA U2にVAIOのシール貼っただけ」、「中身がELUGAで外がVAIOだ。PanaSONYが誕生」、「色が違うだけ」など、「ELUGA U2とVAIO Phoneが似ている」という主旨のツイートがかなりの数書き込まれていた。「ELUGA U2」はパナソニックが台湾で販売しているSIMフリーAndroidスマートフォン。「VAIO Phone」と比較すると、CPUや内蔵メモリ、ストレージ、カメラの画素数など共通している部分も多い。サイズ/重量に至っては全く同一の数値となっている。
また価格は、「VAIO Phone」が一括購入価格税別51,000円なのに対し、「ELUGA U2」は7,900台湾ドル、日本円にして約31,600円と2万円ほど安い。これについてもTwitterでは、「ロゴ張り替えただけで2万高いのか」、「ロゴが2万ってことだな」など、揶揄するツイートが多数投稿されている。
日本通信に、「ELUGA U2」と似ているということについて問い合わせると、「(ELUGA U2)をベースにしたわけではない。たまたまだと思う」と疑惑を完全否定した。たしかに、スペックも“ほぼ”同等ではあるが、ディスプレイ解像度(ELUGA U2は1920×1080ピクセル、VAIO Phoneは1280×720ピクセル)など差異もある。また、カラーバリエーションも「VAIO Phone」は黒1色なのに対し、「ELUGA U2」は白1色となっている。
こうした、「ELUGA U2」と似ている疑惑以外にも、Twitterでは「コレじゃない感がすごい」、「何がやりたいのかさっぱりわからない」、「ガッカリ」、「VAIOハザード」、「VAIO信者の心が折れる」など否定的なツイートが相当数ある。満を持して発表された「VAIO Phone」だったが、ユーザーは冷ややか視線を送っているようだ。
(記事提供: AndroWire編集部)