寝台特急「トワイライトエクスプレス」が12日、大阪駅11時50分発・札幌駅14時5分発の列車をもってラストランを迎える。同列車は1989年7月、団体専用列車として運転開始。同年12月から臨時列車となり、25年間にわたり大阪~札幌間で運転された。

ラストランを迎える寝台特急「トワイライトエクスプレス」。事故やトラブルに見舞われることなく、無事に完走してくれることを願わずにはいられない

同列車は北日本・西日本の日本海側で続いた大雪や強風の影響で、3月10・11日は運転取りやめとなったが、最終運行日の12日は大阪発・札幌発ともに運転される模様だ。

大阪発の列車は同駅10番線から発車し、ダイヤ通りに走行した場合、翌朝9時52分に札幌駅に到着予定。札幌発の列車は14時5分に同駅4番線から発車し、ダイヤ通りに走行した場合、翌日12時53分に大阪駅に到着する予定となっている。

「トワイライトエクスプレス」運転終了にともない、ホームなど混雑が予想される。大阪駅では安全確保への協力を求めるポスターが掲出され、「列車の入線・発車時は必ず黄色の点字ブロックの内側にてお待ちください」「脚立・三脚を使用した撮影は禁止させていただきます」「列車の入線・発車時、フラッシュ撮影はおやめください」「撮影の際は決して押し合わないようにお願いします」など、厳守を呼びかけている。