米Googleは3月11日(現地時間)、マルチタッチ対応の高解像度ディスプレイを備えたChromebook「Pixel」の新製品を発表した。

初代からの変更点は、CPU、電源ポートとUSBポート、Webカムなど。高速になったCPUは、下位モデルがIntel Core i5 (2.2GHz)、LS(Ludicrous Speed)バージョンと呼ばれる上位モデルがCore i7 (2.4GHz)。USBポートはUSB Type-C×2とUSB 3.0×2になった。USB Type-Cポートはデータ転送のほか、充電(15分の充電で最大2時間分の高速充電対応)、HD動画出力もサポートする。Webカムはカメラが広角レンズになった。内蔵バッテリーの容量は不明だが、バッテリー動作時間が初代の最大5時間から最大12時間に伸びている。その他の主なスペックは以下の通り。

  • ディスプレイ: 2560×1700 (239ppi)、アスペクト比3:2、マルチタッチ対応
  • メモリ: 8GB(下位モデル)、16GB(LSバージョン)
  • ストレージ: 32GB(下位モデル)、64GB(LSバージョン)
  • カメラ: 720p HD
  • 無線: Wi-Fi(802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0
  • その他: SDカードスロット、ヘッドホン/マイク・ポート
  • 本体サイズ: 297.7×224.55×15.3ミリ、重量1.5キロ

「Chromebook Pixel」(クリックして拡大)

筐体には陽極酸化処理したアルミニウムを採用した。トラックパッドはガラスでカバーされており、スムースにスクロールやマルチタッチ操作を行える。

価格は下位モデルが999ドル。LSバージョンが1299ドル。GoogleはこれまでGoogle Playストアの端末セクションでハードウエア製品(スマートフォン、タブレット、Chromebook、Chromecast、Nexus Player、スマートウォッチ、アクセサリ)を販売していたが、新たに「Google Store」としてハードウエア製品を扱う専門ストアを設けた。Chromebook PixelもGoogle Storeで販売されている。なお、Google Storeが新設されたことで、Google Playストアはアプリ、映画・テレビ、音楽、書籍、雑誌などを扱うコンテンツストアになった。