スズキは11日、基本性能を大幅に高めた新型「アルト」をベースに、スポーティーで爽快な走りとクルマを操る楽しさを追求した軽乗用車「アルト ターボ RS」を発売した。

スズキ「アルト ターボ RS」(パールホワイト)

「アルト ターボ RS」は、力強い加速を実現する改良型のR06A型吸気VVTターボエンジンを搭載し、高タンブル(縦渦)吸気ポートや高効率ターボチャージャーなどの採用により、低中速域のトルクと最大トルクが向上。変速機は、変速タイミングを早めて気持ちの良いシフトフィールにチューニングしたAGSに、スポーツドライビングが楽しめる5速マニュアルモードのパドルシフトを装備している。

ボディーには専用の車体補強を施し、剛性を高めたほか、ストラットタワーバーや高剛性のフロントバンパーメンバーなどを装着し、車体のねじり剛性も向上。専用チューニングのサスペンションやブレーキ、専用フロントシートなどを採用することで、高い走行性能としなやかな乗り心地を両立しながら、きびきびとした気持ちの良い走りを実現しているという。

燃費性能は停車時アイドリングストップシステムの採用などにより、JC08モード走行で25.6km/リットルを達成。レーダーブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)、誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナル、ESP(車両走行安定補助システム)といった先進の安全技術も搭載された。「アルト ターボ RS」の価格は2WD車が129万3,840円、4WD車が140万5,080円(ともに税込)。