オウチーノ総研は3月9日、「『北陸』に関するイメージ調査」の結果を発表した。同調査はインターネットによるアンケートで行われ、首都圏在住の20~69歳の男女833人から有効回答を得た。調査期間は2月26日~3月3日。
新潟県・富山県・石川県・福井県を含む29都道府県の中から「『北陸4県』と聞いて、どの県を想起しますか? 」と質問したところ、「新潟県」「富山県」「石川県」「福井県」の4県全てを選んだ人は49.8%だった。うち、最も多く選択されたのは「石川県」(65.8%)で、「富山県」(63.1%)、「福井県」(62.9%)、「新潟県」(52.0%)が後に続いた。
「プライベートで北陸を訪れたことはありますか? 」とたずねたところ、「訪れたことがある」人は53.2%で、「訪れたことがない」人は42.6%、「住んでいたことがある」人が4.2%という結果となった。
「訪れたことがある」人に、訪れた地名を具体的に回答してもらったところ、都道府県別では「石川県」の地名を回答した人が最も多く(55.5%)、次いで「新潟県」(48.1%)、「富山県」(30.7%)、「福井県」(23.5%)となった。
さらに地名別に見ると、34.8%が「金沢」に訪れたことがあると回答し、後には「新潟」(17.2%)、「富山」(12.2%)、「福井」(9.3%)、「立山黒部」(7.0%)と続いた。他には、「輪島」「湯沢」「能登」「佐渡」「東尋坊」なども多く挙がったとのこと。
北陸に対して持っているイメージを15個の選択肢からたずねたところ、最も多かったのは「食べ物・飲み物がおいしい」(24.0%)で、約4人に1人という結果となった。2番目に多かったのは「自然が豊か」(9.2%)で、「農業・漁業が盛ん」(7.6%)、「歴史がある」(5.8%)が続いた。
「北陸新幹線が通ることで、今後あなた自身が北陸を旅先に選ぶことは増えると思いますか? 」という質問では、「増えると思う」(24.8%)、「少し増えると思う」(25.5%)と回答した人の合計は50.3%。「旅行はしない」(26.8%)という人を除いて考えると、同様の回答の合計は68.7%だった。首都圏在住で旅行に行く機会がある人のうち約7割は、北陸新幹線の開業によって今後北陸を旅先に選ぶことが増えると考えていることが明らかになった。
※北陸地方の区分は富山県・石川県・福井県で「北陸3県」とする場合もあります