フランスのプジョーはこのほど、ジュネーブモーターショーの出展内容について発表した。数々の改良を施した新型「208」をはじめとする市販車23モデルと3台のコンセプトカー、ラリーカーを展示し、エンジンとトランスミッションの技術展示も行う。
3台のコンセプトモデル「オニキス」「エグザルト」「クオーツ」は、いずれもスポーツ性を強調したモデル。「エグザルト」は340PS、「クオーツ」は500PSのプラグインハイブリッドシステムを搭載する。
発売から3年が経過した「208」は、エクステリア・インテリアに加え、エンジンもリニューアルされた。エクステリアはバンパーに大型グリルとクロームトリムが組み込まれ、高級感が向上。ライオンのツメを模した新形状のLEDリアライトも装備する。インテリアでは、ホワイトのバックライトのインストルメント・パネルなどが採用された。
PSAプジョー・シトロエングループが開発した4種類の新しいエンジンと、新型トランスミッションも採用された。トップグレード「208 GTi」には208PSの1.6リットルエンジンが搭載される。「RCZ R」にもこのエンジンが搭載され、その仕様は1リットルあたり170PSに相当する270PSとなっている。
新型「208」ではその他、時速30km以下で作動するアクティブシティブレーキなど最新の安全装備や、スマートフォンの画面を映し出すことで通話・音楽・ナビゲーションアプリ使用などを快適にする7インチタッチスクリーンなどが搭載される。
プジョーはその他、ダカールラリーで1万キロを走破した「2008 DKR」も展示する。