ランスタッドホールディング・エヌ・ヴィーは2月27日、世界34の国と地域で実施する労働者意識調査「ランスタッド・ワークモニター」の2014年第4四半期の結果を発表した。
ワークモニターは年4回、労働市場の動向に関するグローバルトレンドを調査するために実施している。今回は、18~65歳の週24時間以上の勤務をする労働者を対象に、2014年10月23日~11月5日にかけて実施した。
これから10年で自分の業務が自動化されるか尋ねたところ、世界の働き手の65.7% が否定した。しかし、インドでは70.0%、中国では68.1%、マレーシアでは60.2%が「自動化される」と回答しており、アジア圏では、およそ6割が自動化の恐れを感じている結果が出た。一方、日本では76.5%が「自動化しない」と回答している。
また、男女別に見ると、男性の働き手の64.1%が「自分の仕事は自動化できない」と答えたのに対し、女性はそれを上回る67.3%が「いいえ」と回答した。
能力開発に焦点を当てることは、個人の成長の機会であると思うか尋ねたところ、世界の79.2%、日本の70.9%が「はい」と回答した。日本国内では、18~24歳の若年層が64.0%と低く、これは34の国と地域中、同世代の中で1番低い結果となっている。
<調査を実施した国と地域>アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、中国、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、香港、ハンガリー、インド、イタリア、日本、ルクセンブルク、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル(2014年 Q4より)、ポーランド、シンガポール、スロバキア、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、オランダ、英国、米国