VAIOは6日、同社製PC「VAIO」の個人向け標準仕様モデルを発表し、家電量販店での取り扱いを開始した。ラインナップは、2015年2月16日に発表した13.3型フラッグシップノートPC「VAIO Z」および、2014年7月に発表した11.6型の軽量モバイルPC「VAIO Pro 11」の2機種。このうち、「VAIO Z」ではストレージ容量の違いで2種類を用意する。
価格はいずれもオープン。店頭予想価格は、VAIO Zの128GBモデルが税別189,800円前後、256GBモデルが税別235,280円前後。VAIO Pro 11は税別157,800円前後。
VAIO製PCは従来、CTOの「VAIO OWNER MADE」モデルとして、ソニーストアやe-ソニーショップ、ビックカメラやヨドバシカメラの一部店舗などで販売していた。今回、新たに量販店に在庫を置く「個人向け標準仕様」モデルを用意。購入後すぐに持ち帰ることができ、同社は実際にVAIO製PCを手に取って体験できる機会が増え、選択肢が広がるとしている。
「VAIO Z」の個人向け標準仕様モデルでは、256GB SSDの「VJZ13A9DBJ1B」と、128GB SSDの「VJZ13A9DCH1B」を用意。ストレージ容量以外の仕様は共通となる。主な仕様は、CPUがIntel Core i5-5257U(2.70GHz)、メモリが8GB(オンボード、増設不可)、グラフィックスがIntel Iris Graphics 6100(CPU内蔵)、ディスプレイが13.3型ワイド(2,560×1,440ドット)、光学ドライブが非搭載、カメラ機能がリア8M/フロントHD、OSがWindows 8.1 Pro Update 64bitなど。
主なインタフェースは、USB 3.0×2、HDMI×1、SDカードスロット×1、ステレオミニ端子など。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.0。
本体サイズはW324.2×D215.3×H15.0~16.8mm、重量は約1.34kg。バッテリ駆動時間は約15.3時間(JEITA 2.0)。
「VAIO Pro 11」の個人向け標準仕様モデルは、タッチ非対応となる「VJP1119ATB1B」の1種類。主な仕様は、CPUがIntel Core i5-4210U(1.70GHz)、メモリが4GB(オンボード、増設不可)、グラフィックスがIntel HD Graphics 4400(CPU内蔵)、ディスプレイが11.6型ワイド液晶(1,920×1,080ドット)、ストレージが256GB SSD、光学ドライブが非搭載、OSがWindows 8.1 Update 64bitなど。
主なインタフェースは、USB 3.0×2、HDMI×1、SDカードスロット×1、ステレオミニ端子など。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.0+HS。
本体サイズは×D197×H11.8~15.8mm、重量は約770g。バッテリ駆動時間は約9.5時間(JEITA 2.0)。
取扱い店舗は、エディオングループ(エディオン、100満ボルト)、ケーズデンキ、ノジマ、ビックカメラグループ(ビックカメラ、コジマ、ソフマップ)、PC DEPOTの一部店舗。同社は合わせて、VAIO製PC購入前の相談を受け付ける窓口メールアドレス( customer@vaio.com )も公開した。