富士フイルムは、同社製ソフトウェア「PC撮影専用ソフトウエアHS-V5 for Windows Ver1.0」と「テザー撮影プラグイン for Adobe Photoshop Lightroom(ダウンロード版)」の使用中止を呼びかけている。カメラ内のメモリーカード内に記録されているデータが消失してしまうおそれがあるため。

カメラのセットアップメニューからUSBモードを変更すればデータ消失は免れる

対象となるのは、「PC撮影専用ソフトウエアHS-V5 for Windows Ver1.0」(以下、HS-V5)と、同ソフトのユーザーに提供している「テザー撮影プラグイン for Adobe Photoshop Lightroom(ダウンロード版)」。カメラのUSBモードが初期設定のまま、パソコンとUSB接続してソフトウェアを起動すると、カメラ内のメモリーカードに保存されたデータが消失してしまう。

なお、あらかじめカメラのセットアップメニューからUSBモードを「PC SHOOT(自動)」に設定すれば、データが消失する症状は発生しない。富士フイルムは、対象ソフトウェアの改良版について、別途案内するとしている。

HS-V5は2015年1月に発売されたPC撮影専用ソフトウェア。対応カメラは「FUJIFILM X-T1」「FUJIFILM X-T1 Graphite Silver Edition」「FinePix S5Pro」だ。カメラとUSB接続したパソコンへ撮影画像を直接保存できたり、パソコンからカメラをコントロールできたりする。「テザー撮影プラグイン for Adobe Photoshop Lightroom(ダウンロード版)」は、X-T1とX-T1 Graphite Silver EditionをLightroomのPC撮影機能に対応させるためのプラグインソフトウェア。

FUJIFILM X-T1