電子書籍を取り扱うBookLiveが5日、全国の20~50代の男女2,201人を対象にした「紙の本と電子書籍の併売サービスに関する利用実態調査」の結果を発表し、併売サービスの認知度は全体の4割以上で、未利用者の3人に1人が使ってみたいと考えていることが明らかになった。
調査結果によると、「紙の本を買うと電子書籍がもらえるサービス」の認知度は43.2%。一度でも利用したことがある人の割合は9.9%にとどまったが、サービス未利用者の8.7%が「ぜひ利用したい」、29.8%が「たぶん利用する」と回答しており、未利用者の3人に1人は利用の意向があるという結果となった。
また、利用経験者の68%が「対象作品だと気づかずに作品を購入していた」と回答。対象作品やサービスの具体的な利用方法に関する認知の低さが課題として挙がった。
さらに、今後、拡大が期待される作品ジャンルとしては、「小説」(38.5%)が最多となり、2位は「マンガ」(34.2%)、3位は「趣味・実用書」(33.9%)という結果に。現在、併売サービスにおいて雑誌が主なコンテンツとなっているが、さらなるジャンル拡大が期待されていることが判明した。
BookLiveでは、紙の本と電子書籍をシーンによって使い分ける読書スタイルの広がりに合わせて、最適な読書環境へとつながる新しいサービスの開発・提供を行っていく。