イタリアのアウトモビリ・ランボルギーニはこのほど、ジュネーブモーターショー(一般公開は3月5~15日)にて、新モデル「アヴェンタドール LP 750-4 スーパーヴェローチェ」を初披露した。4年前に発表されたオリジナル「アヴェンタドール」を支持し続けたオーナーやファンに敬意を表し、開発されたモデルだ。
新モデルでは、「アヴェンタドール」の6.5リッターV型12気筒自然吸気エンジンを独自にリデザインし、新しい軽量排気システムとともに搭載したことでパワーアップ(552kW/750hp)を図った。パワーウェィトレシオ2.03kg/hp、0-100km/h加速は2.8秒、トップスピードは時速350kmを超えるパフォーマンスを発揮する。
専用の軽量アルミニウムフレーム付カーボンファイバー・モノコックなどの使用によって軽量化と剛性の確保を両立し、従来のクーペタイプよりも50kgの重量削減に成功。デザインにおいては、初期段階より空力学専門のエンジニアがデザイナーと連携し、全体的な空力学を効率面で150%最適化、ダウンフォースを170%アップさせることに成功している。
路面状況やドライビングスタイルに瞬時に反応するように改良した「磁性流動体ダンパー付プッシュロッド式サスペンション」、路上速度や動力モードによってステアリングの比率を可変調整する「ランボルギーニ・ ダイナミック・ステアリング(LDS)」などの革新的技術も導入。ランボルギーニ史上最もスポーツ性を追求し、最速かつエモーショナルなモデルになったという。