フジテレビの亀山千広社長は2月28日の定例会見で、4月からスタートする明石家さんまの新番組『さんまのお笑い向上委員会』(毎週土曜 23:10~)について「時間はかかっても親しまれるようなバラエティに成長させるべく、気合を入れて臨んで欲しい」と現場へのエールを送った。
同番組は、『オレたちひょうきん族』(1981-1989)以来26年ぶりにフジの土曜日でレギュラーを持つということで注目を集めているバラエティ。4月改編の目玉の一つとして位置づけており、亀山社長は「(2008年の『FNS27時間テレビ』で放送した)“笑い”そのものをテーマに、トークでさらに“笑い”にしていくという、極めて 高等なトークコーナーをレギュラーにする。この時間帯に編成されることは、フジテレビの新たなバラエティの特色がつくことにもなると感じている」と期待を込めた。
このほか、年末恒例の音楽特番『FNS歌謡祭』のスタッフで制作する生音楽番組『水曜歌謡祭』(毎週水曜20:00~、MC=森高千里、渡部建)について「共演の緊張感、コラボレーションの醍醐味、臨場感を生放送でダイレクトに視聴者に伝えられれば」と語り、ニュース番組の大改編と併せて“LIFE is LIVE”と銘打った同改編全体において「テレビそのものがライブ感を持っていなくてはいけない」と決意を示した。