マツダは5日、本社宇品第1工場にて2シーターのライトウェイトスポーツカー、新型「ロードスター」の生産を開始したと発表した。4代目となる同車は、3月20日正午からウェブによる先行商談受付を開始し、国内で6月頃の販売開始を予定している。

新型「ロードスター」の量産第1号車(日本仕様車)

新型「ロードスター」は、「守るために変えていく」をキーワードに、「SKYACTIV技術」と「魂動」デザインを採用し、「人がクルマを楽しむ感覚」の向上に注力して開発された。同車の開発目標値として、全長3,915mm、全幅1,730mm、全高1,235mm、エンジンタイプは「SKYACTIV-G」1.5リットル直噴ガソリンエンジンと発表されている。

プレサイトでは、新型「ロードスター」の商品進化の方向性として、「これまでの3世代の延長上ではなく、数値を追い求めない『感(Kan)』にシフトさせた」としている。「感(Kan)」とは「軽快感」「手の内/意のまま感」「開放感」の3つであり、「誰もが一瞬で心ときめくデザイン」「誰もが夢中になるドライビング体験」「誰もが開放的でリフレッシュできる気持ちよさ」を根底から支えるものだという。

2015年1月末までの累計生産台数は95万台以上。「2人乗りスポーツカー販売台数世界一」のギネス記録を更新し続けている

「今後も高品質なクルマづくりを含め、さまざまな接点を通じてお客さまの人生をより豊かにし、お客さまとの間に特別な絆を持ったブランドをめざしてまいります」とマツダ。なお、このほど生産開始された新型「ロードスター」は日本向けで、海外市場への導入は日本に続き、順次実施する予定とのこと。