サッポロビールはこのほど、「働く女性のお酒とリラックスに関する意識調査」の結果を発表した。同調査は2月5日~8日、「週1回以上お酒を飲用する」20~59歳の働く女性600名を対象にインターネット上で実施したもの。
まず「お酒を飲むことが多い場所」を聞いたところ、「平日 自宅」との回答が最も多く、約80%を占めた。また、時間帯では約90%が「平日19時以降」と回答し、仕事終わりに自宅でお酒を飲む"自宅飲み"が好まれる傾向が読み取れる。
そこで自宅での飲酒目的を聞くと、1位が「リラックスしたいから」で約80%、2位は「ストレスを発散したいから」で約50%、3位は「楽しい気分になりたいから」で40%強という結果となった。
続いて、お酒を飲む前後でリラックスの度合いに違いがあると「感じる人」と「感じない人」を比較。その結果、「感じる」と答えた人は自宅での飲酒機会が90%を超えたのに対し、「感じない」と答えた人は自宅での飲酒機会が約10%近く下回ることが分かった。さらにリラックス効果を「とてもよく感じる」人の約90%は、飲酒機会が多い場所として「平日 自宅」を回答し、最多となった。
最後に、自宅飲みが好きな女性に対し「自宅で飲むお酒の香りとして最も好きな香り」を調査。1位は「柑橘系」(224回答)、2位はブドウや梅などの「果物系」(80回答)、3位は「麦・ホップ系」(39回答)という結果となった。全体的な傾向として、植物由来(ボタニカル系)の香りを好むと回答した女性が多く、全体で約80%にのぼっている。
専門家によると、柑橘(かんきつ)系の香りや、ビール系のお酒に使用されるホップなどの植物由来の香気成分には、リラックスを促進する物質「リナロール」が含まれているという。そのため、アロマセラピー効果が期待できるとのこと。さらに香りは揮発性の成分のため、発泡性のある飲料に含まれることによって広がりやすく、炭酸が合わさることで爽快感も増加。リラックスや気分転換により高い効果が見込めるという。