西友は5日、食品や日用品など計200品目を6カ月間低価格で固定する「プライスロック」プログラムを開始した。対象店舗は、全国372店舗と「SEIYUドットコム」。
「プライスロック」では、今後6カ月の間、対象商品の市場価格が値上がりした場合でも、低価格に据え置いたまま販売する。同プログラムは、2012年からウォルマート傘下の英国スーパーマーケット「ASDA(アズダ)」にも導入されており、好評を得ているという。
対象商品は、サーモンや牛肉などの生鮮食品13品目、弁当やおにぎりなどの惣菜商品9品目、飲料、米や食用油などの加工食品117品目、洗剤やおむつなどの日用品61品目の計200品目。このうち、約4割は価格を一段引き下げた「値下げ商品」となる。
主な商品と価格は、バナナが1カット90円(税抜、以下同)、伊藤園「おーいお茶 緑茶」(2リットル)が127円、雪印「ネオソフト」(300グラム)が178円などとなっている。
西友は、EDLP(Every Day Low Price)を軸とする低価格路線を推進しており、「他店チラシ同額保証プログラム」や「81円(税抜)キャンペーン」などの取り組みを通じて「西友の安さ」を訴求してきた。2014年の既存店前年売上比は4.3%増と過去24年間で最高となるなど、業績は好調に推移している。